ＳＯＤｆａｃｔｏｒｙ美術館

★名画の休息～踊る忍者
（エトワール）


エドガー・ドガ(1834～1917年)
の全てが盛り込まれている？！
オルセー美術館所蔵
1876年の作品です。


エドガー・ドガは
「印象派の画家」
っちゅーより、
「バレエの踊り子の画家」
っちゅー方が
ピン！とくる人が多いかも
しれんですね。

取り憑かれたよーに描いてばかりいたので、
ほんの数人の親友がいただけで、恋愛する間もなかったよーです。
ってゆーより、
人に興味がないから、結果として
好きな絵を描いてばかりいた
って事かも？
どっちにしろ
興味あることには物凄く集中する人
なんでしょーね。

肖像画も数多く描いてます。
「完璧主義者だった」ため、
注文の納期に間に合わないことも多く、
「手直しのために買い戻すこともあった」とか。
(;_;)

後に
劇場に興味を持つよーになり、
踊り子を描き始めたのはそこからです。

ドガ達が
サロンに対抗して設立した協会の展覧会が
「印象派展」と呼ばれましたが、
ドガは、光の印象を研究するよりも
「古典的な人体デッサンや技術」
に裏付けられています。
印象派に括られてるけど
「古典絵画に近く」、
印象派と共通点もないので不快
だったよーです。
優れたデッサン技術により
一瞬で的確に
躍動感のある踊り子の姿
を捉えることができました。


この作品は
10年間踊り子を描き続けて「初めて満足できた1枚♪」
印象派とは違う画風だけど
ドガも浮世絵に影響を受けており、
踊り子を右に寄せて余白を作った構図は
浮世絵にみられる構図です。
入念に描き込まれた踊り子背景がみせる陰と陽、粗と密の対比。
顔がボヤッとしてるけど、それよりも
一瞬の動きに感心がありました。

　踊っている一瞬、
　右手の先からは
　敵に向かって投げた手裏剣！！

戦争仕掛けたオッサン
とか
ミサイル打ってくるオッサン
に近づける忍者
おらんかな～？

　　「踊る忍者」
https://www.sodfactory.com/kaimonokago.html
　2003年　195×267mm

視力が段々衰えていったため
油彩画からパステル画に変え、
後期には、触覚が重要な彫刻作品も残しています。


参考文献 : 知識ゼロからの西洋絵画史入門
posted with カエレバ
山田五郎 幻冬舎
: La museオルセー美術館　:日経おとなのOFF　No.112




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