2020/05/18(月)02:43
あなたは日本人D1a2?新コロナ対策!?
タイトルが言い過ぎなことは理解しているが、遺伝子的な日本人の系統について話したい。
遺伝子の話しにはある前提に基づくので簡単に分けると母系と父系の2つに別れる。
母系はミトコンドリアのDNAまでさかのぼる。だから面倒なので父系Y染色体ハプログループによる統計で説明する。この研究は1990年後半から急速に進展したのです。
日本人のハプログループは出アフリカ後、イランからアルタイ山脈を経由した北ルート説、インドから東南アジアを経由して日本に到達した説の2つがある。
そして日本人の80%を大きく分けて3系統の日本人ハプログループとなるわけ。色んな理由で100%にはならない事を付け加えておく。
日本人の35%はD1a2,30%はO1b2、20%はO2系だそうだ。
他にもD1a1系などあるチベットに多いが日本人にも見られるのだが省略させてほしい。
D1a2は日本列島固有に見られるタイプでアイヌが85%,次いで琉球民族で約40%, 本土日本人にも35%ほど見られる。
縄文人の血を色濃く残すとされるアイヌや一部の沖縄県民糸満や宮古島で高頻度に見られ、反対に漢民族や朝鮮民族等の周辺諸民族には殆ど見られないことから、ハプログループD1a2は縄文人に特徴的なY染色体だとされる。
D系統は現在世界で極めて稀な系統になっており、日本人D1a2が最大集積地としてその希少な血を高頻度で受け継いでいる!
遠く西に離れたチベット人D1a1やアルダマン諸島D1a3で高頻度である他はアルタイD1、タイD1a1、ヤオ族D1a1、フィリピンD1b、グアム島D1等の南方地域に僅かに存続するだけである。
O1b1系は日本列島のほか、満州民族、朝鮮半島でも日本と同頻度見られる。
02系は日本においてはO1b2系より低頻度であるものの、中国、朝鮮、ベトナム等においては最多を占めるグループ、o系では最大のサブグループ。
それ故に現在、新コロナに感染して死亡された日本人はもしかしたらハプログループO1b2とO2系の日本人、アジア人なのかも知れない。
これは差別ではなく区別という事を理解してほしい。