2007/11/20(火)10:31
リスクを負わないのはよくない
世界は混沌としている。
19世紀末に書かれた本にも、世紀末を危惧していた。
世紀末は無難に過ぎたが、2回の世界大戦と大恐慌があった。
20世紀末も2000年問題などいろいろと危惧していたが、いつの間にか2007年
も終わろうとしている。東南アジアそして中国・インドが延びてきたことが
大きい。
自分で独立してまた株を投資して、理解できるようになったことがある。
自分の行動にリスクを負うことだ。
株は損をしているのだが、利益が出ると考えて投資して、その損失は自分で
負った。リスクを背負い込んだんだ。
事業も自分のお金を使って、うまくいくかどうかわからないことにリスクを
負っている。うまくいけば多額のお金が入るかもしれないが、損を負うかも
しれない。中小企業の社長は、会社の連帯保証人になっていることが多いの
で、倒産すれば全財産を失う。
だけどお役人や大企業のサラリーマンはそういったリスクを負っているのだ
ろうか?最近は株主代表訴訟というのもあるので、大企業の役員もおちおち
いい加減なこともできなくなった。
だけど公務員は自分たちが決断してきた施策について、どうにもならなかっ
たことといい加減にやってきたことのリスクを負うだろうか?年金組織や郵
便局が投資してきたホテルについて、損害を与えたならば少しでもお金を負
担するだろうか?
私は独立して初めて言えることだと思うが、それぞれの決断に応じての損失
と利益を分配するべきだと思う。役人も正しい判断をしたのだったら、それ
相応のボーナスや利益を得るべきだと思う。大企業のサラリーマンも同じで
ある。
立場が上になればなるほどその決断は損益が大きくなる。
逆に言えばリスクを負わなければ、決断をしてはいけない。
独立したので簡単にいえるが、クビになるぐらいはたいしたリスクじゃない
よ。だって決断を間違えたぐらいの理由でクビになるんだったら、その人は
それまでの人材だと思うし、簡単にクビにしてしまう会社はその程度の存在
だと思う。
どこかの会社だったけれど、損失を出してクビを覚悟で社長に会いに行った
ら、新しい部署で「損を取り返せ」と言われたらしい。その会社は伸びている。