2008/11/30(日)08:25
28歳で人生を決めるって、聞いてないよ
カンブリア宮殿で、品川女子学院の話が出ていた。
校長は20年前にダメな学校を屈指の人気校にしたのは、学校というよりも企業的経営をした感じがする。企業的経営の、お客さまは生徒、社員は教員や職員。
お客さまのために何が一番いいかを問い続けてやってきた結果、そしてお客を決して甘やかしたりはせず一時の満足感を得てもらうのではなく、最終的な結果に満足してもらうという考えだと思う。
番組では校長の考え方(経営理念)が先行したが、簡単なことではない。
時間のかかる取り組み、教員・職員への考え方の浸透、企画したことがそのままうまくいくとは限らないこと。うーん、そのあたりを知りたかったなぁ。
番組で、校長は「生徒が28歳になる頃を目標にして、いま何をするかという教育を考えている」と言っていた。これも夢の実現方法としてはよく言われることだが、それを若いうちから身に着かせるのはいいと思う。
娘も息子も経済的理由から、公立へ通わせているけれど、あのような学校はあこがれるだろうな。愛知県の公立学校は良いと思うので、良かったと思う。
ただ女性は出産適齢期があって、20代後半の28歳頃には「キャリア、結婚、妊娠、育児」について重要な局面を迎えるので、それが28歳という基準にしていたという話があった。司会者の村上氏はそれに相槌を打って「28歳までに一生かける仕事を決め、35歳までにキャリアアップを目指すことにより、その後の人生が大きく変わる」ということを言っていた。
苦笑してしまった。
「パパはその点では失敗したが、子どもたちよそれは正しいようだ」
と娘と息子に言った。
それは現代の日本では正しいと思うし、私もそれを目指していたのだが、、、、、、自分で反故にしてしまった。それからも何度も再挑戦をしてきて、半ばうまくいったものがあり、さらにもっと上を目指したものの失敗してきたことがあり、、、、
何度もうまくいかないものだなと思って、この歳になってしまった。
40歳過ぎて歳を数えるのを止めたので、ときどき正確な年齢を忘れる。子ども以外の人の年齢も気にしなくなった。
ただ28歳や35歳というように年齢を区切ってしまうと、自ら狭いところに閉じこもってしまうのではないだろうか。
人によって生き方が違うし早熟もあれば、大器晩成もある。
仕事としての最終目標としての、総理大臣だって年齢はまちまちなんだから。