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テーマ:中国旅行(113)
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whさんの大学時代の同級生を携帯電話で呼び出しているとのことなので、橋の袂の歩道沿いにある花壇の縁に座ってしばらく休憩する。hxyさんは食事のとき食べ切れなかったヒマワリの種をまだ持っていて、花から種だけを取ってtetywestたちに渡してくれる。
こういうことをするのはお行儀の悪い観光客だと思うのだが、歩道に座ってヒマワリの種を食べるのはなぜか楽しい。行き交う人たちが珍しそうにtetywestたちを眺めているのがわかる。歩道には10mおき位にゴミ入れのポリバケツが置かれているのでヒマワリの殻で街を汚す心配はない。 と、突然若い女性から声をかけられた。そのときの状況から判断すると、 「それってどんな味?美味しいの?」 もしくは、 「へ~、生のヒマワリの種って食べられるんだ」 中国語なのでもちろんtetywestにはわからないのだが、その程度の意味だったのだろう。にっこり笑って手の中にあった種を彼女に差し出すと、 「謝、謝」 と嬉しそうに受け取って、グループに追いつくために走り去って行った。彼女たちも街角のどこかに座ってヒマワリの種を食べるのだろう。ひょっとしたら、将来「街角でヒマワリの種」が麗江の夏の風物詩になるかもしれない。 しばらくするとwhさんの同級生がやって来た。 「私たちは大学時代に、4年間隣の部屋同士でした」 と紹介されたその男性は、肌の色が浅黒くとても背が高かった。彼は納西族で、麗江市の農業局に勤めている。whさんと再会するのは卒業以来11年ぶりなのだそうだ。 背の高い女性も一緒に来ていたので、 「彼の奥さん?」 と訊くと、 「いいえ違います、友人です。旅行社に勤めているので、宿を紹介してくれます」 とのことだった。彼女の案内で、さっそく現代的な麗江市の方へ歩き出す。whさんは久しぶりの再会で、歩きながらも旧友との話が弾んでいる。 歩道がきれいに整備された広い道路を10分ほど歩いて、入り口に大きな門がある通りへと道路を横切る。横断歩道はあるのだが、走っている車はそれほど多くなく信号は全くない。渡った側の道路も歩道がきれいに整備されていて、お洒落な店が並んでいる。オレンジ色のチョッキを着たおばさんたちが箒で道路掃除をしている。麗江は本当に綺麗な街だった。 綺麗な麗江市街 道路掃除のおばさん しばらく歩いて、通りを少し入ったところにある酒店(ホテル)に到着した。店の間口は3mくらいしかなく、左手にカウンター、右手にソファー、真ん中に低いテーブルが置いてあるのでとても狭く感じたのだが、そこを通り抜けて裏に出ると広い庭があり2階へ上がる階段があった。建物の1階はテナントとして他の店に貸し出していて、2階が全部ホテルの部屋になっている。部屋に入ると、 「ここで少し休憩します」 と言われてtetywestたちがお茶を飲んで休憩している間に、whさんは友人とどこかへ出かけて行った。 30分ほど経って帰ってきたwhさんに、 「さあ、出かけましょう」 と言われるままにホテルを出る。しかしtetywest夫婦はどこへ行くのか見当もつかない。 「どこへ行くの?」 「友人がもう一度、麗江古城を案内してくれます。そこは5時半まで開いています」 あれほど古城を堪能したはずなのに、tetywestたちはまだ何か大切なものを見逃していたらしい。時計を見ると4時30分を過ぎている。ホテルの前から2台のタクシーに分乗して再び麗江古城へと向かう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年11月08日 00時27分13秒
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