2008/12/16(火)15:19
●建築家のお仕事(605)篤姫終わる
毎日、大手企業のリストラと大不景気のニュースで
持ちきり。
年末なので、朝の30分は今までのたまった書類雑誌類
を整理している。
2年前の同友会新聞が出てきた。
景況感で、中小企業はドン底だと書いてある。
そうだ。ずっと不景気だったと記憶している。
日本の不景気は、今に始まったことではない。
その一方で、新聞はいざなぎ景気を超えたと浮かれていた
ようだ。
景況感がまったく違う。
大手が景気良ければ、全国90%以上の会社と従業員を
かかえる中小企業の不景気など、国も政治家も気にもと
めないのだ。なぜ?
とんでもない不公平が起こっている。
NHKの篤姫が終わった。
激動の今をとらえたような企画で、大変感銘した。
歴史物が好きではないワイフも毎週楽しみにしていた。
勝海舟。
私の亡き父が、私が小学生のころ勝海舟の父である勝小吉を
主人公にした子母沢寛の傑作「親子鷹」を読んでえらく感動
していたことを思い出す。
貧乏旗本であるが豪快な勝小吉を本人とだぶらせて、子の教育
はこうしようと考えていたのだと思う。
勝海舟は、自分だけで勝海舟になったのではない。
父母御先祖の熱い思いの中で生まれたのである。
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