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カテゴリ:ヒトガタ・その他の表現活動
今日は、町内の夏祭りだよ。
本当は、朝から準備があるのだけれど、 腰を痛めてしまったから、 夕方からで、許してもらった。 焼きそばを焼く係だよ。 子どもたちの歓声を想像する。 じいちゃんばあちゃんの歌声を想像する。 こんな時は、案外好いかも知れないな。 朝から思いっきり、動くつもりだったけれど、 動けないから、それは残念だったけれど、 動ける範囲で頑張ればいいんだよね。 きっと楽しいこと思いつく。 私は、落ち込むのが得意だけれど、 楽しいことを考えるのも、得意だから! ・・・・・・・・・・・・ 昨日ね、 子ども科学館の友の会新聞が発行されて、 私のヘンテコな文が載ったのだ。 恥ずかしいと思ったけれど・・・ でも、ちょっと嬉しかった。 この間から、日記に書いていた8回シリーズ (と云うほどのものでもないけれど)を、 短く纏めた物だ。 ・・・・・ 「企みのウィルス」 実は、私の名刺の肩書きは「錬金術師」となっている。勿論遊び心なのだが、「金(Au)を創り出す錬金術師」を似非科学者と訳し、「無いものを在るように見せかける。」から、「命の無い ただの物質である作品に、まるで命が在るように見せかける。」、つまり「小林とむぼ的創作活動」と云う転回で、この名前を肩書きに使い始めたのだ。(もっとも、試験管などの器具の生みの親である彼ら錬金術師の、科学への貢献度は 重要なものであったと考えているが。) 子供の頃とても身体が弱く、学校を休みがちだった私は、布団の中で いつも「科学大観」という月一回発行の雑誌を読んでいた。学校では、算数などでは学力的に追いつけず自信の無かった私も、理科の授業では殆ど知っていることばかりだったためか、理科の授業は楽しかった。 兄が時々おかしな実験をした。 ビニル袋に水を入れ、おもむろに火にかざす。 ビニルは火で溶け水浸しになる事を想像する私を裏切る。 「水温がビニルの融点に達しなければ、ビニルは溶けないんだぁ・・・」 不思議だった。 上野の科学博物館での様々な体験も、とても大きな影響が出ている。 また、私にとって、風が草の葉を揺らす軌道をじっと視ていたり、水が表面張力で膨らんだり、傾斜により流れ出したり、洗剤を入れた瞬間の変化などを観察するのは、楽しい遊びだった。 こうして、私の不思議の探究心は強くなっていき、そのまま年だけを重ね、現在の自分に至ってしまったような気がするのだが、相変わらずの不思議ファンである。 そんな不思議ファンである私は、風に揺れる軌道の形や、水滴の姿。スウィングバイの軌道、鉄などの金属が風化してゆく途中の質感。そして大好きな生物の身体。時には、レンズを通した世界などに、心が震え、想像し、恋をするように作品に表したくなる。 こんな風に、日々、自分が感じたことを、独り占めするのがもったいなくて、誰かに伝えたくなり、伝えたい想いを表現してきたのだが、これにより得られた沢山のことがある。 先ず、創り出す過程が、「発見の巣窟」であること。 試行錯誤の繰り返しのうちに、そのものが持っている性質を感じたり、逆転の発想を思いついたり・・・力づくで行う行為が上手く行かない原因に繋がることが多いなど、創りだすことにより、本当にいろいろなことが体験できるのが嬉しいのだ。 また、発表する毎に、人との素晴らしい出会いがぐんぐん広がり、様々な考え方の存在も知った。 一人の脳では限界はあるが、沢山の脳と出会えれば、一人では出来ないことが出来るのだ。世界中のいろいろな考え方が共存できれば、きっと素敵に楽しい世の中になるだろう。 地球の奥深く眠る古代の塩の塊の中から、仮死状態の生命体が生き返ったり、酸素がない高熱の深海の中に生きる生命体が発見されたり、地球の上だけでも不思議は満ち溢れている。こんなことを知るたびに宇宙は人間だけのものじゃ無いと感じるのだが、なんとか共存できないものか? 子ども科学館は、訪れた人の心に様々な影響を提供できる可能性のある場所であり、科学という力を扱う人間を育てるかも知れない場所でもあると考えている。 芸術も力だと思っている私は、観た人に、「共存してゆくこと」を大切に考えることを伝えたく・・・科学館の何処かに そんなものを潜ましてしまおうという「企みのウィルス」を持ち(秘密ですよ!)運営委員に応募したのが、ここ(科学館)との繋がりの始まりなのだ。私は、「私たちは、“宇宙船地球号”の乗り組み員である。」と云う「企みのウィルス」を、科学館の中で増殖させ、ばら撒きたいのだ。 じゃんじゃん! ↑ じゃんじゃんは、勿論書かないでくださいね。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 文は全て素敵な手書き文字だよ。 じゃんじゃんは本当に書いて無かった。 良かった!・・・けど、ちょっぴり残念??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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