母の古い合わせの付け下げいただき、
今は夏の豪州に合わせ、単衣に縫い直してみた。
この着物に似合う半襟の色は、
渋い薄紫だと感じた。
巨苞の皮を集め煮出して染めてみた。
煮出すととても好い色が出て、
ミョウバンと酢とに浸してみた。
ミョウバンは青が濃く、
酢は赤が濃く染まる。
今回はミョウバンを選んだ。
着物に移るのも怖いので、
落とせるだけ洗い落としてみたが、
乾くと、程よい薄紫に染まっており、
着物は渋くて薄い若草色の薄いぼかしに、
水墨画が描かれているのだが、
雰囲気が想像していた合わせ色とぴったり合い、
嬉しい。
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