10月に入り、
もうすぐ1年が経つのだなと想うと、
涙のスイッチが入ってしまう事が多いです。
毎日想わない事はないのですが、
一周忌の準備とかもあって、
想い出す比率が増えています。
お風呂に、久しぶりにゆっくり浸かって、
言葉の字数で遊び始めたら、
それはまた短歌の形式だったので、
父が、最後の楽しみとして、短歌を作っていたから
父への想いが溢れてしまい・・・
父へのうたばかりになってしまいました。
湯船にて 言葉の数のごろ合わせ
溢れ出すのは 父への短歌
写真では いつも笑顔の父なれど
想いて浮かぶは 死後の顔なり
発見された時には、死後硬直が始まっていて・・・
触れたら冷たくて、
人間がこんなに冷たくなるというのを知った初めての体験でした。
冷たくて かたくて閉じぬ口ならば
あたためればと あごに手をあて
毎週のように通って、
語り合って、
たくさんの素敵な時間を過ごしたよね。
ちょっと遠いけど、頑張って通った。
楽しかったから。
充実していたから。
父を想い、書いてくださった父の短歌仲間の文に
「孤独死」の文字を見つけた。
一人暮らしの老人が死に、発見が遅れて・・・
それは他人から見たら、ただの孤独死なのだろうな。
受け止めなくてはいけない言葉・・・
読んだ瞬間に心に刺さったのだけれど、
そのまま受け止めようと思っていたのだけど、
心のどこかに、まだずっとその時の痛みが燻ぶっていたんだね。
だから言いたくなってしまった。
本当に痛かったんだ。
父は、自立していたから、自由な一人を望んでいた。
そう信じているけれど、痛かった。
一緒に暮らしていても、会話の無い老人の家族より、
私たちは、ずっと心が通い合っていたぞ!
週一度 会いて語る父との時間
同じ屋にいて 語らぬ子より
と言いたくなってしまう。
孤独死の 定義を知りたくて 短歌を詠む?
これはヘンテコ!
孤独死とは 何を指して言う言葉?
死ぬ時はみな 一人であるはず
じゃんじゃん♪
まだ、言葉の吟味をしていないうちに
感情で以って一気に書いてしまったこの日記
後で後悔するのかしら・・・?!?
父の生きているうちに、短歌の本を出してあげたくて、
さんざ「他の事はしなくて良いから、本を創る準備をしなさいよ!」
と言って来たのに、
とうとう出さないうちに儚くなってしまった。
私は忙しがしくて、
自分の事が精いっぱいで、
あなたの短歌集を作ってあげられないんだからね。
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