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昨日、『恋する水門』と言う水門の写真集を購入した。
なんだろう最近のサブカルやオタク業界では、 工場とか廃墟とかの写真集が流行ってたりするその亜種だとは思う。 ご多分に漏れず、そう言ったモノにある程度興味を示すものの水門は別。 小さい頃は千葉市の海沿いに住んでおり、 近くに川もあったし海もあった。 そんな中、もちろん水門はあるワケで あの錆ながらも無機質で表情の無い巨大な鋼鉄の板と門が 小僧に与えるプレッシャーはなんともはやで、 あの世とこの世の挟間、根の国への門、 閉ざされると戻れない、進めない鋼鉄の板が「水門」。 この本は、そこら辺の25年くらい前の畏怖感を思い出させ、 大人になった後に感じるようになった「惹かれる無機質」が綴られていた。 折角だから「思い出」と「萌え」を具現化すべく 実家に帰った際にレゴブロック等で水門を作れば面白いのではないかと夢想し 半年後に三十路に突入するクソムシ的に幸せな時を過ごした。 『恋する水門』(ビー・エヌ・エヌ新社刊) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.09 18:13:59
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