2013/08/29(木)01:53
オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 2つの世界大戦と原爆投下 ケネディと世界存亡の危機 帝国の緩やかな黄昏 楽天ブックスから発送されます。
最近のニュースを見ても分かる通り 現在 シリアという1つの国がアサド正規軍と反体制派の自由シリア軍(聞こえは良いが 実は非シリア人でシリア国外から欧米やアラブの産油国に援助された武装しテロ活動をする人達)の内戦状態で 証拠を示さないまま シリア アサド政権側が化学兵器(毒ガス)を使用して国民を虐殺したという事で 国際連合安全保障理事会での決議を無視する形で 主権国家にイラク戦争の時と同じ手法で強引に軍事介入しようとしています。
つい最近2年前も リビアの カダフィ軍が国民を弾圧しているという事で 欧米諸国はNATO軍とし他国の内戦に軍事介入しましたが NATO軍の空爆により多数の尊い命が失われ カダフィ大佐は残酷に公開処刑され 処刑後に弾圧が無かったのが判明し現在は内戦状態なのが記憶に新しいです。
イラク戦争の時も フセイン政権が大量破壊兵器を持っていると言って アメリカのブッシュ政権が軍事介入しましたが 軍事介入によりフセイン政権が崩壊した後 実際には大量破壊兵器など持っていなかった事が判明しました。
軍事介入により国土は荒廃しイラク市民・イラク軍関係者など 多数の命が消え アメリカ軍により使用された劣化ウラン弾により今も後遺症に苦しんでいるイラク国民も多数 存在します。
これまで国を支えてきた フセイン大統領は勝利したアメリカ側の不当な裁判で死刑になり戦闘に参加したアメリカ帰還兵は自殺が後を絶たない様です。
日本やベトナム(戦争には勝利したがアメリカ軍が空中散布した枯葉剤の影響が深刻)なども過去 アメリカに対して戦争で同様の経験があります。
アフガニスタンも欧米が軍事介入した結果 内戦が今も治まらないのが実情で これ以上 人の国に土足で踏み込む事を世界世論が止めなければ欧米は昔の植民地主義を正当化してしまうと思いますし そういう暴走を止める意味でも日本も1人1人が考えなくてはいけない時期に来ていると思います。
日本は元々 こういった内戦の片一方の勢力を支援せず あくまでもどちらの肩も持たず平和的な解決を支持する事から 世界から尊敬の目で見られていたのですが 安倍政権は シリアの反体制派を支援する事を決め 集団的自衛権行使を容認して自衛隊を日本の防衛とは関係の無いアメリカの戦争に戦闘参加させる形を作ろうとしています。 私は大変危険な風潮だと思います。
しかしアメリカは軍事産業が政治にも強い影響力を持っている様なので中々 戦争を止められず 反戦平和共生を唱えたケネディ大統領も ロシア(ソ連)との東西冷戦時代 共産主義のキューバとの戦争を目前に控えていながらも回避した事が軍事産業や戦争をしたい人達の反感を買い任期中に殺されてしまいました。 この様にオバマ大統領も戦争をしたい人達から脅されているのかもしれませんが 平和主義を標榜している以上 主義主張を曲げずに貫いてもらいたいと思います。
話は書籍の方に戻りますが 私自身 オリバー・ストーン監督の作品は見た事が無いのですが アメリカの建前とは別の内情を明かしており1つの見方としても参考になると思います。
私自身 アメリカには 外交面で 軍事力をちらつかせて言う事に従わない国に対して介入して屈服させるのではなく もっとその国・その国の文化・宗教・政治を理解してもらい共生という概念を持ってもらいたいと思います。
アサド・シリアの真実
シリア アサド大統領夫妻がボランティアに参加
日本国内の偏った報道により残忍な独裁者というイメージが定着していますが アサド大統領は温厚な性格の様です。
アメリカの自作自演
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オリバー・ストーンとは
アメリカ合衆国の映画監督、映画プロデューサー、脚本家。
ベトナム帰還兵である自身の実体験を生かし、ベトナム戦争とそれが人間に与えた影響を描いた。それに付随して、多くの作品の傾向として、アメリカ政府やアメリカ政治の腐敗・矛盾を批判している。