お葬式の表舞台&裏事情

2005/12/18(日)08:21

【葬儀・告別式までの流れ ~その3~】

メールマガジン(33)

  <バックナンバーはこちらから>  今週は、火葬場までの供車(ともぐるま)についてお話します。       ※        ※         ※  供車として一般的に利用されているものに、ハイヤーとマイクロバス  があります。  ハイヤーとマイクロバスの差は何かご存知でしょうか?       ※        ※         ※  ハイヤーには、主要な方々にお乗りいただきます。  主要な方々とは、お寺様、喪主、遺影(お写真)を持たれたご遺族、  その他のご遺族、などです。  そして、マイクロバスには、ご親族、ご親戚、一般の方々にお乗り  いただきます。  火葬場へ向かうお車の順番は、お柩を乗せた霊柩車を先頭に、お寺様、  喪主、遺影を抱えられたご遺族が乗られた1号車、その他近しいご親族  が乗られた2号車、3号車・・・、最後にご親族、ご親戚、一般の方々が  乗られたマイクロバスの順が基本です。  自家用車が出る場合は、必ず、最後方にならないように、間に挟んで  走行します。道中、迷わず火葬場へ到着するためです。  これら、供車の数も開式2~3時間前には決定しなければなりません。  清めのお膳と同様、前日のお通夜式の際に、火葬場までお付き合い  いただけるかどうか尋ねておくことが必要です。  いざ、ご出棺といった際に慌てないためにも、多めの準備が必要です。       ※        ※         ※  ≪やまさんのツブやき≫  意外とヤッカイなのが、自家用車を使って火葬場へ行かれる方の誘導。  前もってお申し出がある場合はまだしも、ご出棺の際、突然、自家用  車を出される方。  厄介なんて表現は不適切かもしれませんが、ヤッカイなんです。。。  どうヤッカイかと言うと、  まず、出棺前になると、式場の出入り口には、既に霊柩車、ハイヤー  マイクロバスがそれぞれ火葬場へ向かう順に待機しています。  何の為に待機しているかといえば、勿論、スムーズにご乗車いただき、  スムーズに出棺できるように。  このスムーズにというには、2つの訳があります。  1つは、お見送りをされるご会葬者の方々の目を気にして。  そして、もう1つは、火葬場への入場時間です。  あらかじめ、余裕があるよう、時間設定はしていますが、何が起こるか  わからないのが葬儀の世界。  (時間がおしている時なんかは、すんごく焦りましたよ~。)  火葬場へ入場する際には、利用する火葬場毎に細かい決まりごとがあり、  その決まり事をなるべく厳守しないと、火葬場のスタッフから注意を受  けるのです。  注意を受けるだけならまだしも、○○葬儀社は、利用禁止なんて事にで  もなってしまうと、さあ、大変です!  超が付くほど、時間厳守はどこの火葬場でも基本中の基本!  葬儀社も、イザ何かあった時に、無理を聞いてもらえるような関係を  築くことに力を入れていましたね~~~。

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