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カテゴリ:脱学区中学生野球教室プロジェクト
まず、第一印象。
飄々としているなぁと。 この講演会、せっかく遠いところからきているのだ、私は少しでも講師の型のだす空気、オーラを感じようと一番前の席をだんどっていた。 最初の講演は、現 慶応高校野球部 上田監督。 春の選抜で慶応高校をベスト8まで導いたので、闘将らしきものを探してみたが、表面上からは見て取れない。 野球の指導や、プレーに関する話はなかった。 それでも、会場がぐいぐい引き込まれていく。 話が面白いのだ。 年齢を問わない非常に広い人脈。そして話の舞台は世界。 正直、スケールの違いを感じたが、吸収できるところは吸収していこうと開き直れた。 何の準備もないまま単身、アメリカにわたっていまはメジャーリーグのトレーナーを勤めるまでになった学生の話。 野球、ベースボールの起源の話。これは面白かった。 ご自身も一年間アメリカにコーチ留学をされだそうだ。 野球、そのものを深く掘り下げている。 大学でも教鞭をとっているとのことだった。 たしか、日米野球構造比較論!? もちろん慶応大学でなのだろうが、大学にそんな授業があったら絶対にとっていただろう。 やはり魅力的な先生がいるという点で、慶応はすごいと思ってしまった。 話のトーン、スピード、相手の反応を見ての機転の切り替え、強弱=緩急。 野球の技術に関してはほとんどといっていいほど触れなかったが、 離し方や内容から、この監督とならば、野球の楽しさを追求したくなるだろうなぁと思った。ひきこまれずにはいられない。 野球に限ったことではないと思う。 高校の英語の先生であるから、野球部以外の生徒とも接する。 その生徒達も巻き込んでしまう人間的な魅力がある。 英語の授業も、絶対面白いと思う。 上田監督の今回の位置づけは、兼業野球監督だと私は思う。 野球を指導するのみで報酬を得る職業監督に対しての兼業監督。 上田監督は、監督である前に高校教諭なのである。 ここは、後に書くことになる竹内元羽黒高校監督とは違う立場になる。 しぜん学校の仕事もあるので練習にいけない場合もある。 そんなとき、指導者がいなくても生徒自らが練習をできるような意識をもっているとサラリとおっしゃっていた。 選手の高い意識、高い理解力(ここが慶応か?)、行動力。 それをはぐくむ指導者の魅力。 これこそ ENJOY BASEBALL。 強豪ひしめくなかで独自のカラーで燦然と輝く慶応高校。その強さを垣間見た。まだちょびっとしかみていないので、今後はじっくり見ていきたいと思います! 上田監督、野球はどのように指導するのか?興味がわいてきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.12.13 22:53:32
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