カテゴリ:お知らせ
施設の利用者の中に、いつも未来のことしか考えていない人がいます。それも楽しいことです。彼には過去形はないのかもしれません。過去の記憶があったとしても、関心が薄いから、話題はいつも未来なのです。 本人が言うには、悩みはないと言うのです。あるいはあったとしても、言葉で説明するのが難しいため、数少ない語彙の中から「ない」と表現しているのかもしれません。 彼から学ぶこと大です。現在悩んでいる人の多くは、過ぎた過去や未来に対する心配です。つまり殆どの場合、考え過ぎが一番大きな原因と考えられます。考えて何とかなることなら、考えてもいいのですが、悩む人に限って、考えてもどうしようもないことを、いつまでも考えるようです。そして知らずのうちに、現在が疎かになるという結果を招きます。 私も悩んでいた時期がありました。生きていて何も問題のない人はいないと思います。ただその問題をいつまでも悩んでしまうか、あるいはある程度は考えても、気にせず暮らすことができるかが分かれ目なのかもしれません。 未来の暗いところに焦点を合わせて生活していると、元気がなくなってきます。反対に、明るいところに関心を持つことが、元気に生きる秘訣なのかもしれません。 そろそろ梅雨も終わり、夏本番です。 夏に楽しめることを、計画していますか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|