第I.-i.-2項 生命の起源
第I.-i.-2項 生命の起源「生命はいつ誕生したのか」なんて素人が考えても仕方が無いでしょう。偉い学者さんの説を信じれば約38億年前に地球上で最初の細菌(原生生物)が誕生したとか云われています。地球以外の外から隕石と共に芽胞が遣って来たという説も在る位で科学的に証明できないとこのような仮説が実しやかに語ることも稀ではありません。科学的にメタン、水素、アンモニアからアミノ酸が出来たとか、いろいろ実験されたようだが何れしても、生命誕生が偶然か、必然か証明されていない。最近では海水中の有機物が化学進化したというような説が有力なようですが未だに実験証明された公文書は見たことがありません。生命の定義は外界と細胞を区別する単位膜を持つこと、自己複製機能を有すること、外界から物質を取り込む代謝系が在ることとされているようですがそれは生命の起源が解明された時のどの形態からを生命なり、生物と区別するかを予め決めたに過ぎません。生命の起源はそのプロセスを証明すると共に実証されなければならないのですが科学的にその理論と証明は何時なのか世界中の最大の関心であり、その解明が最も期待されています。ただ、その起源の解明が無くとも遺伝子操作での不老不死や新人類誕生などSF紛いの世界が先にやって来る時代がもう其処まで来ています。最近では分子系統学より原核生物と真核生物の2界に分類をしたり、大きく三つの集団(ドメイン)真正細菌、古細菌、真核生物(原生生物界、菌界、植物界、動物界)とかに分けて、研究が今も続けられており、一歩一歩、その起源のメカニズム解明に近づいているのでしょう。動物と植物が同じ真核生物で生物学的に近い仲間であることを理解している人は結構少ないかも知れません。動物の殺生は嫌いで私は「ベジタリアン」ですなどと言っている人はもう少し、生命科学を学んだ上で謙虚な気持ちを持って植物の摂取と動物や菌類の摂取に差別することなく、生態系全体に感謝すべきでしょう。生命の起源である細菌のようなものが始めに出現したとして果すべき責があったのかと云う問題が残りますがそれは後の章「霊とは何か」で述べることにします。ただ、霊という言葉使うと宗教的なことと誤解されそうですが他に適当な言葉が無く取り敢えず使っています。 万物の根源 ←Yahoo掲示板 ←応援よろしく