Groove Finder

ロック。Dave Masonの爽やかなアルバム。好きな作品です。
【No.244】　
・Dave Mason：Split Coconut (1975)
元TrafficのギタリストであるDave Masonのソロ作品。本作は傑作としてロックファンには知られていますが、レアグルーヴでも注目された作品です。95年にOne Way Records（Sony Music傘下）から輸入盤でCD化されましたが、現在は残念ながら廃盤。なんで？と言いたくなるぐらい内容は良いのですが．．．。私は元々ロックが好きなので見つけて買えましたけど、こういったリイシュー作品では発売時期と購入したい時期が合うかどうかが結構ポイントで、これは運もありますね。全体的に爽やかなサウンドが心地よい一枚。ジャケどおりのトロピカルで楽しい曲やグルーヴィーな曲もいいですが、少し切ないメロディーが素晴らしいですね。Dave Masonのソウルフルな歌・ギターは気持ちいいですし、バックのドラム・ベースもタイトな演奏とボトムの効いたサウンドが良いです。レアグルーヴとしては冒頭の「Split Coconut」がカッコよく注目されていたと思いますが、「Crying, Waiting & Hoping」「You Can Lose It」「She's A Friend」「Give Me A Reason Why」「Two Guitar Lovers」「Sweet Music」「Long Lost Friend」あたりも気に入ってます。捨て曲はありません。少しクロスオーバーなサウンドで、聴いていると和める感じの作品ですので、ロックが好きでない方でもOKな内容です。マイナーなロックをリイシューするものいいですが、こういう作品は残してほしいですね。安く見つけたら是非聴いていただきたい作品。オススメです。