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カテゴリ:Soul・Funk・Blues
The Ballads。ノーザンソウルでも人気のグループ。オススメ。
【No.281】 ・The Ballads:The Gift Of Your Love (1969) 先月発売されたThe Balladsの唯一のアルバム。The Balladsは西海岸の4人組のグループですが、サウンドはノーザンソウルです。私にとっては、The Balladsと言えばUKノーザン人気曲「I Can't See Your Love」や「Right Track」のイメージ。「I Can't See Your Love」は、前に紹介したKentのノーザンコンピ「Hitsville West San Francisco's Uptown Soul」でも聴くことができます。これらの曲はLPには未収録のシングルなのですが、今回のCD化に際し、ちゃんとボーナストラックとして収録されてます。さすがP-Vineと言いたくなる良い仕事です。アルバム本編としては、先の曲とは異なり、バラードが多めですが、まだ60年代の作品ですので、スウィート系と呼ばれているわりには甘すぎないところが絶妙です。プロデュースは曲によって異なりますが、Clarence Paul、Willie Hutch、Leon Wareといった有名どころ。冒頭の「God Bless Our Love」がカッコよく一番好きですね。ノリのいい「My Baby Know How To Love Her Man 」や、Leon Wareによる「I'm Nothing Without Love」もオススメです。全体的にはカバー(Motownの曲など)も多いですが、どれも平均以上の出来だと思います。ブルージーな「You're The One」あたりも気に入ってます。曲によって誰がリードをとっているのか(Leslie PalmarかJohn Foster)一部はっきりしないんですが、歌も良いです。サウンドも60年代後半ですから私好み。ボーナストラックでは、先のシングル曲以外でも、アルバムと別ヴァージョンの「I Love You, Yeah」が良い出来。また、代表曲「God Bless Our Love」に関しては、The Balladsを名乗る前のThe Fabulous Ballads時代のシングルヴァージョンを収録しており、更に60年代初期の未発表音源までボーナストラックとして収録。アルバム本編の良さ+オマケの充実度を考えると、ノーザンソウルが好きな人にとっては嬉しい内容です。今回「Confessing A Feeling」もリイシューされてますが、そちらは70年代以降の曲(更にスィート系)を集めた編集盤です。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.08 01:14:56
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