Dag Arnesen Trio。ピアノトリオ。オススメです。
【No.468】
・Dag Arnesen Trio:Movin' (1994)
Dag Arnesenはノルウェーのジャズピアニスト。本作は、輸入盤で発売されていたのですが、以前に紹介したEnrico Pieranunzi Trio「The Chant Of Time」【No.374】と同じくSarahレーベルからジャケが変更されて国内発売されたものです。レコード会社の思惑どおりジャケ買いしてしまった一枚。それまでDag Arnesenを全く知らなかったのですが、これは当たりでした。輸入盤で出た際に、既にピアノファンの間では評価が高かったらしいですが、それも納得の内容。9曲中6曲がオリジナルなのも嬉しいですね。Dag Arnesenのピアノは透明感と哀愁があって北欧のイメージどおりです。繊細で美しいピアノですが、旋律には力強さを感じますし、ベテランらしい余裕もあり凄く良いです。個人的には、Terje Gewelt(b)のベースも印象に残りました。カッコいいですね。オリジナルも良い出来で上品なアルバムです。曲では「Body And Soul」や「Movin'」、派手ではないですが「Skating The Club」がお気に入り。全体に聴きやすく、爽やかで心地よい雰囲気がありますので、昼夜や季節を問わずフィットする気がします。大手のショップでは試聴できないかもしれませんが、ジャズピアノが好きな人は私のようにジャケ買いしてもOKかもしれません。Dag Arnesenはノルウェーのトラッドやクラシックの作曲家Grieg(ノルウェー)をとりあげた「Norwegian Song」を昨年発表しており、現在も精力的に活動しているようですね。