Lee Morgan。後期の傑作。最近はジャズばかり聴いてます。
【No.547】
・Lee Morgan:Charisma (1966)
Lee Morganの紹介は今回で4作目。過去の作品は【No.492, 535, 539】を参照願います。Lee Morganは好きなトランペッターですので、所有しているCDも多いです。多分Milesより多いですね。Lee Morganは、一般的に知名度が高いアルバム(例えばThe Sidewinderとか)以外でも質の高い作品が多いので、気に入った方は掘り下げて聴いてみることをオススメします(前にも書いたか…)。本作も以前紹介した「Tom Cat」【No.535】や「The Gigolo」【No.539】と同様に、Lee Morganが好きな人なら持っていると思われる一枚ですね。Duke Pearsonで有名な「Sweet Honey Bee」を収録していることでも知られています。60年代中期の作品で、アルバム全体としてはファンキーな味わいが強い(またはジャズファンが言うところのジャズロック的な要素が強い)作品になっています。編成は、Lee Morgan(tp)、Jackie McLean(as)、Hank Mobley(ts)という3管に、Cedar Walton(p)、Paul Chambers(b)、Billy Higgins(ds)というBlue Noteらしい豪華なもの。ハードバップが中心ですが、ファンキーな曲からブルージーなナンバーまで多彩な内容。曲・演奏の出来も良く、よく聴く作品ですね。雰囲気が明るく開放的なのも理由かもしれません。全6曲中Morganのオリジナルが4曲、Cedar Waltonが1曲、前述したようにDuke Pearson作が1曲です。陽気でファンキーな「Hey Chico」、グルーヴィーな「Somethin' Cute」や「The Murphy Man」、穏やかでメロディアスな「Rainy Night」、先の「Sweet Honey Bee」など好きな曲ばかり。周りのメンバーのノリも素晴らしいと思います。HMVで全曲
試聴可能。ジャケも気に入っているアルバムですね。