Kenny Burrell。トリオでの傑作ライヴ。お気に入りです。
【No.557】
・The Kenny Burrell Trio:A Night At The Vanguard (1960)
ジャズギタリスト Kenny Burrellは代表作であるBlue Note時代の名盤「Midnight Blue」を紹介済みです【No.439】。70年代にも傑作を残していますが、一般にはBlue Note時代の評価が高く、先の作品以外では「On View At The Five Spot Cafe」あたりも傑作として有名。とはいえArgoからリリースされた本作も素晴らしい出来で、Kenny Burrellのアルバム中でも気に入っているものです。個人的には本作でのギタートリオという編成が好きですし、音もよく、Burrellのギターを堪能できる一枚だと思いますね。詳細に調べてはいないですが、この時期のトリオ作品は少ないと思います。ライヴ作品ということもあり「Midnight Blue」に比べて、臨場感が高く、ストレートで開放的な雰囲気なのも特徴ですね。アップテンポの曲からバラードまで構成にも緩急があるので、一気に聴き終えてしまいます。他のメンバーについては、ドラムが名手Roy Haynes【No.460】なのが嬉しいポイント。カッコいいです。Burrellのオリジナルはアルバムトップの「All Night Long」のみで、他はスタンダードやカバーになっています。オリジナルLPは全8曲ですが、CDによってはボーナストラックが2曲追加されているものがあり、気になる方は注意して下さい。まあ8曲でも十分傑作ですけどね。HMVで全曲
試聴可能。「Will You Still Be Mine」「Trio」「Broadway」あたりがグルーヴィーで好きですね。聴きやすい作品ですので、ジャズギターが初めての方にもオススメできる一枚です。Kenny Burrellについては他のアルバムも紹介したいと思っています。