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June 23, 2009
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Silver lining―You might say yes.

七地寧さんの本です。
You might say yes.の番外編というかスピンオフ?
漸く出てる分は全部読めましたね。
七地さんは読む人を選ぶ感じがありますが、色々と楽しませてもらいました。

両親にいらないものとされて売られた瑤一。
香港の闇市場を介して売られたのは齢12で欧州社交界暗部を牛耳る少年、クサヴァーでした。
その時瑤一は16歳です。

年下なのに冷淡で自分の立場や権力を充分に理解して切り回しているクサヴァー。
彼が公爵としての仕事をこの年齢でしているのは両親の死もありましたが彼の才能もあったのでしょうね。
しかし12歳で(といってもじきに13歳)年上の男を抱くって・・・・。^^;
それも義務として相手は瑤一だけではないようです。

それにしても、作者の後書きでもありましたが、この二人に会話が殆どありません。
10数年間一緒にいるのだから、お互いに会話の糸口見つけて親密度あげようよと思ってしまうほどに。
書かれてるだけでは数えられる程度しか会話が無く、しかも甘いものではありませんでした。
あんたたち、もうちょっとこう・・・ねぇ!

で、この二人の関係が10数年に渡って書かれてたのですが、ロッドと淳も4分の3あたりで漸く登場しますよ。
そして、仕事もあって彼らと日本に渡り、瑤一の母親と弟にも会います。
瑤一は家出人として捜索願が出されてましたが、実際は借金の型に両親に見捨てられたのです。
会いに行った母親は謝罪も無く自己弁護だけをし、弟は自己中心的で今の瑤一の立場を利用して縁故で仕事を貰えないかと厚顔にも聞いてきて、滞在しているホテルにまで押しかけます。
彼のその後は読んでのお楽しみで。

最後は瑤一も自分で今後の決断をし、これからもクサヴァーと共にいることを選びます。
もうちょっと彼らの甘いところを見たかったですね。
まぁ彼らのあの性格では無理か・・・。^^;
とりあえず、早く次の新刊出てくれるといいなぁと。
「Beauty Beast」シリーズはあれで終わりだろうしなぁ・・・。
次はこのシリーズだったらいいんですけど。
「2nd Sword」も4冊出てるんですよ。
そっちに手をつけるのは流石に暫くは無理ですね・・・。





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Last updated  June 23, 2009 08:22:38 AM
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