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カテゴリ:リフレッシュ
この5/2(土)から5/3(日)にかけて僅か1泊2日という強行軍で、滋賀県 近江八幡へと出かけてきた。
この時期に特段のリゾート地でないところに出かけるのは我が家にとって珍しいことだし、ここまで短期で旅をこなすということ自体大変珍しい。 この旅の目的は、父方の発祥の地である琵琶湖湖畔の近江八幡へと出かけ、親戚一同、東京と神奈川に移り住んでいて、普段なかなか行くことができない代々のお墓にお参りをすることにあった。 当然、間もなく1歳9ヶ月を向かる息子を代々のご先祖さんにお披露目するのも初めてだった。 しかしながら、例の高速道路1000円乗り放題の効果というか影響は、予想を遥かに超えて大きかった。 5/2(土)の出発とは言っても、実際に出発したのは未明の午前1時過ぎだったが、約400km離れた彼の地に到着したのは、9時間半以上後の午前11時少し前だから閉口してしまう。。。 今回は、東名→名神の経路で出かけたが、東名の御殿場から浜名湖までは未明にも関わらず断続的に凄まじい渋滞が続き、高速道路上でありながら、完全にストップするということを何度も繰り替えし、普段なら数10分でかっ飛ばして行くところに何時間もかける破目になった。 読みが甘いと言われればそれまでだが、後から聞いた各ニュース番組では、やはりこの5/2(土)の渋滞が最長・最悪で東名の上記一帯を中心とした渋滞は66kmにも及び、解消には50時間を有したというから、あの我が家が経験した渋滞のひどさにも納得してしまう。 この凄まじい渋滞は、その後、東名・名神・中央道が合流・分岐する小牧ICから一宮以降にも山場があり、やっとの思いで竜王からほど近い近江八幡の街へと着いたのだった。 その近江八幡は、安土桃山時代(そもそもは豊臣秀次が信長亡き後、民衆をこの地に移したことに始まる)から江戸を通して栄えた近江商人文化を色濃く残し、琵琶湖の水の恵みを八幡堀りにたたえた非常にしっとりとした美しい町並みだった。 併せて、近江八幡と言えばヴォーリズ(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏)と言われるほど、建築家としてもメンソレータムで知られる『近江兄弟社』の創設者としても有名な米国人・ヴォーリズの息吹が感じられる街であった。 優れた建築家であり、キリスト教伝道師でもあるヴォーリズの建築は、日本各地のミッション系の大学の建築に広く及び(例えば、関西学院大学、神戸女学院、同志社大学、明治学院大学)、その他にも大丸心斎橋店や山の上ホテル等にも及ぶ。 実は、私の親戚筋がこのヴォーリズさんと縁が深く、近江兄弟社を彼と2人で創業し、その縁もあって自宅を彼の設計にお願いした結果、今や国の登録有形文化財となってしまい、日本のあちこちから常に建築愛好家や歴史探訪家の皆さんが訪れるスポット(gipsymania様のHPより)となっている。 そんな近江八幡の地は、大阪・京都に連絡する琵琶湖から水を引いた『八幡堀り』を経路に、それら関西圏の大都市で商才を発揮した商人達の活躍で名を馳せ、後に日本国中にその商売の経路を広げ現在にも多くの会社へと連綿と歴史をつなげる源流ともなっている。 こうした有力商家の中から海外と貿易を始める者が出現したことや、ヴォーリズの影響もあり、近江八幡には異国情緒を溢れた瀟洒で美しい異国建築が集中したエリア『池田町洋館街』を見つけることができる。 そんな特徴ある近江八幡の風土や歴史を学びながら、お墓参りをし、新緑溢れる八幡堀り沿いを散策したり、豊臣秀次の居城があった八幡山に登って琵琶湖の全景を眺めたり、近江牛を堪能する等して、楽しく濃密に彼の地を満喫することができた。 帰りは、まだUターンラッシュが始まる前の日を選択し、夜出発組にも朝出発組にもバッティングしない絶妙な時間帯を選択した結果、車の台数は多かったものの、本格的な渋滞に遭うこともなく、順調に戻ることができた。。。 1泊2日という少々短い滞在期間ではあったものの、それを超えて余りある有意義な時間を過ごすことができた旅だった。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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