続　いつか一緒に歩けたら　

水のない夕食は、ご近所のお肉屋さんでから揚げとコロッケを揚げてもらったものと、パンにした。

野菜はナシ。

つくづく青菜がたっぷりの食事がいかに贅沢かと感じる。

洗うにも手間と水がたっぷりかかり、そして、青菜一把では主菜にはならない。

今の豆猫の生活・・キッチンをちゃんと作る余裕がないため、カセットコンロひとつと、
凍てて水がポタポタ止まらないシンク、もちろん湯沸かし器すらない・・・で、倦まずに生活するために、手をかけた食事は考えないように。

少しでも快適にキジ猫を看ながら暮らしていくには、一つずつ改善していきたい生活環境ではあるけれど、なかなか甲斐性が足りない。

でも、まだ、豆猫が頭の中で自分だけのパーフェクトなキッチンを想像するだけの気持ちはある。

オーブンはやっぱりガスがいいか、大きさはどうしようとか、パントリーは絶対欲しいとか。
コンロは二つで十分。こまごまな料理で大勢をもてなすのは苦手。

それにキジ猫が歩行器で冷蔵庫くらいへは行ければいいと思う。

そんな生活になれば、キジ猫ももっと体を動かしてくれるだろうか？

夢はつきない。