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モノが、語る、物語。

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2005.04.04
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カテゴリ:おどろき
一年ほど前に、主人の従兄弟が結婚しました。
その従兄弟は偶然にも私の同級生。
高校時代に生徒会で一緒になったことのある人でした。
私たちの結婚式にも来てくれた、その従兄弟の結婚式に出席して
私は懐かしい人に会いました。

その人は中学でも同級生だったIくん。。
中学のとき私に恋をしたらしく、告白までしてくれた人でした。
付き合ってはいませんけど。
同じ高校に進み、野球部に入部したIくんは
私がマネージャー志望ということを監督に伝えてくれ、
おかげで難なくマネージャーとして入部することができました。

家が近所だったこともあり、グローブとボールを持って
キャッチボールさえまともにできなかった私につきあってくれたことも。
おかげで少しは肩も強くなりました。

彼は肩を故障してしまい、一年で退部しましたが、
私は三年間野球部のマネージャーを続けました。

生徒会役員を、夫の従兄弟と私も一緒にしたことがあったので
そのときから仲が良かったのでしょう。

結婚式では、何年か振りの会話。
一年前に結婚したとか、もうすぐ子供が生まれるとか。
私がその場にいることにものすごく驚きながら、
懐かしい会話に花を咲かせていました。

その次にIくんの噂を聞いたのは、彼の訃報でした。
再会からまだ半年の、去年11月。
肺ガン、だったそうです。

中学でも同級生ですから、実家が近所。
その辺りの知人から、母が聞いてきた話でした。
・・・言葉が出ませんでした。

まだ33歳。享年33って、あまりにも早くないですか?

5月の結婚式では元気だったんです。
こんなところで会うなんて、やっぱり縁があるんだね、なんて話してたのに。
夏休みにも実家に帰ってきたそうです。
生まれたばかりの赤ちゃんの顔を見せるために。
そのときも元気だったそうです。
そして9月、お母さんに「ちょっと、来てくれない?」と
珍しく気弱だったとか。
お母さんもまさか息子が病気とは思わないから
「赤ちゃんがどうかしたの?」と聞くと
「いや、僕が・・・」と。
慌てて空路彼のところに着いたときには手遅れだったそうです。

ガンが発見された9月、時すでに遅し。
若いからだと思うのですが、進行があまりにも早かったらしい。
2ヶ月の闘病生活を経て、11月に帰らぬ人となったということ。
まだ4ヶ月の乳飲み子を残して。

後で聞いた話なのですが、I君には障害者の弟がいたとか。
弟の面倒は僕が見るから、安心してくれと
いつも両親に言っていたそうです。
そして死の床でその知恵遅れの弟に
「お母さんを頼む」と。
ガンのためにあちこち激痛が走っていたらしいのですが・・・


ガン発病のあとは、すべて聞いた話です。
本当かどうかは分かりません。
正直、亡くなったことも本当かどうか、いまだに半信半疑です。
でも同級生数人の間でも「そうらしい」と言っているのでそうなのでしょう。

I君がいなくなっても、私の人生は何も変わりません。
これまでだって遠くにいて、連絡もしていなかったし。
でも、遠くても、いたんですよね。
今は、遠くにも、いないんです。
なんか、不思議。

死は終わりではないだろうと思います。
でも、やっぱり悲しいです。寂しいです。
同じ年の人が、知っている人が死ぬというのは・・・





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最終更新日  2005.04.04 12:02:08
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