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NHKスペシャル「NEXT WORLD」楽しかったですね~
こういう良質な番組になら喜んで受信料払うよ。 3.11以降、科学技術に夢が描けなくなり、STAP騒動で信頼もなくなった昨今、未来技術はもはやあまり人々の関心のあるところではないのかもしれません。 しかしやっぱり着実に技術は進歩します。すごい未来が近づいている、明日は今日より絶対良い!ということを改めて感じることで明るい気持ちになれます。 また、プラス面だけじゃなくてきちんとマイナス面にも向き合おう、という姿勢がドラマ仕立てでわかりやすく描かれていたところも良かった。 個人的には、人が死んだ後、個人が生前に残した著作物や写真などからコンピュータ内に人工知能を再現させる「デジタルクローン」が印象的でした。 自分の大切な人--妻、子供、兄弟など--と突然死別した場合、ぽっかりと心に開いた穴を満たすにはこういう存在は必要なのではないだろうか?番組アンケートでは否定的な意見の方が多かったようですが、私は49日の法要まではアリだと思う。 自分の経験から言うと、49日の法要というのは良くできたシステムで、大体それぐらいで心の整理がついてきます。いつまでも悲しんでいることはあまり良くないし、いつまでも現実を見ないでデジタルクローンに頼るのも良くないでしょう。 デジタルクローンにも寿命をつけるべきでしょうね。 ヒットラーが生きつづけたら厄介だし、そこまで行かなくてもリタイアしない影響力のある先人というものは組織的には老害以外の何者でもない訳で。 ひょっとしたら自分の死後、誰かが私をコンピュータ上で再現せるかもしれない、と考えると、今こうして書いている文書もその一部になるわけだから、あんまりヘンな事書けないな・・・ 人格を再現できるデータができるほど生きた人(50~60才ぐらい?)が、まだ死ぬ前に、デジタルクローンを作ったとしたらどうなるでしょう。 デバイス越しにしかコミュニケーションとらないような人なら、どちらが本物なのか見分けられないかも。 老いて衰えゆく本人に対し、時を刻むほどに知識と情報を増していく人工知能。 肉体労働をロボットが代行する時代はもう来てます。それに加え、思考ですら代行させることが可能なのだとしたら、もはや本物のアナタは不要な存在。 これは一種の死刑執行と言えなくもない。 この先、肉体的な寿命は伸びるでしょうが、精神的な寿命は短くなるんでしょうね。 鍛えるのは肉体ではなく強靭な「折れない心」。 科学技術が進歩すればするほどその対局にある精神世界も進歩しなければならない。ヒトがヒトであることとはなにか、という問いの答えを探しながら生きるのが未来人か。 この先、小学校で体育の授業なんて不要じゃないか?代わりにしっかりと心を鍛えたほうがいいのかもしれないね。 あ、でも健全な精神は健全な体に宿る、と考えると、体を鍛えることは重要なのか。 んー、科学技術が発達して人の能力を代行できるようになればなるほど、人は肉体と精神を鍛錬させないといけないわけね。 矛盾だ。 何のための科学技術なんだろう。 「不確かな未来へ舵を切る」 【RCP】【送料無料】[枚数限定][限定盤]グッドバイ/ユリイカ(初回限定盤)/サカナクション[CD+DVD]【返品種別A】 ではごきげんよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.03.06 23:03:08
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