テーマ:障害児と生きる日常(4432)
カテゴリ:ホームヘルプ的日常にある試行錯誤
いわゆる「聴覚過敏」といわれる人と外出をする。
「だったら“イヤーマフ”すればいいじゃん。」 といわれても、「ちょっと待った。」と言いたい。 確かに、理屈上、それが正解なのかもしれない。 でも、その人の人生を見ているだろうか。 発達障害に対する支援技術やグッズがない時代を生きてきた人達に対して、 周りが勝手に作り上げた“良かれ”と思った環境に合わせろというのは如何なものか。 彼が何10年も掛けて自ら生き抜くために作り上げてきた“騒音対策”を否定してはならない。 それはそれとして、尊重するべきことであるし、とてもよくやっていると評価するに値する。 だからこそ、簡単に「イヤーマフ」なんて言わないでほしい。 聞こえ方は人それぞれだと思われる。 どの音域が苦手で、どの聞こえ方が苦手でないのか。 そして、イヤーマフが効果的な音域でそれをカバーできるのか。 導入するにしても、かなりアセスメントをしながら、有効的なものになるようにする必要がある。 また、ご家族の負担をなるべく少なくする形をとりたいもの。 慎重に、かつ意図をもって、イヤーマフ導入を検討していきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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