房総の片隅に佇むものの詩

2008/10/08(水)02:35

ちょう、疲れた

虫たちの宴(103)

前回から1週間ぶりの更新となります。 体力の衰えでしょうか、ままならないです。10月2日の朝、歩道の隅で休むちょうちょ。 朝日を受けるヒメアカタテハ posted by (C)sasama_tea気温が低かった影響でしょう、朝日に背を 向けるヒメアカタテハはじっと動かず、表面積 をいっぱいに広げて体温上昇を待っている ようでした。 しばらくは近づいても動くことはなく、私が満足 するまで撮影させてもらえました。とりあえず撮影を済ませてその場所を移動 しますと、弾かれたように突然飛び去って いってしまいました。 充電完了! といったところだったのでしょう かね。 私はといえば、地獄の仕事が待ち構えて いましたので、憂鬱な気持ちを少しはその蝶 に慰めてもらえました。 その日の仕事中に見つけた、初見のきれいな蛾を 暇を見つけて撮影しました。 少し暗い場所で、上手くきれいに撮れませんでした ので、雰囲気だけでも伝わるように大きくトリミング しました。 翅を広げた幅は2cmほどの小さな蛾ですが、緑色 の翅がきれいな蛾でした。名前を調べてみるとシャクガの仲間で、翅にある 4つの白い紋などの特徴からヨツモンマエジロ アオシャクという長ったらしい名前がつけられて いました。 (ちなみに、他にもシャクガには緑色のものが数種類存在して いるようです)翌日も同じ現場での作業があり、体力の無さが 露呈し、それ以来疲れ果ててブログにはたどり 着けませんでした。 ダメですねぇ。 傷だらけのオオミズアオ posted by (C)sasama_teaこちらはまた別の日ですが、以前に撮影して おいた写真です。 寒さを感じられるような季節になると、多くの虫 たちにとっては生を全うする季節でもあるわけで、 傷ついた姿を多く見かけるようになりますね。 (先ほどのヒメアカタテハも背の毛が抜け落ちていました)こちらはオオミズアオという大型の蛾。 捨てられたうちわのように、翅は筋だけを残して ボロボロの状態になっていて、すでに飛ぶため の役割は果たせないようでした。 ただただ、翅をバタつかせて地面を歩き回るだけ です。傷ついている虫を見ていると、少し切ない気もして きますが、次世代には確実にバトンが渡されている はずですから、そっとそのままを受け入れるのが 「自然」なのでしょうね。キンモクセイの香りが風に吹かれてどこからともなく やって来て、ヒヨドリが騒がしくなり、モズの声もよく 聞こえます。 今年は秋を堪能したいですね。ブログランキングに参加しています毎度挑戦しつつも、全く成功しなかったセセリチョウの正面顔写真。 ようやく捉えることが叶いましたので記念に掲載。 オオチャバネセセリ? posted by (C)sasama_teaもっと楽しい写真が撮れるように頑張ろう!

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