房総の片隅に佇むものの詩

2008/10/10(金)02:42

止まった姿

虫たちの宴(103)

秋の花の中では少し地味めなバラ科のワレモコウ。 夏の終わりか秋の初めの草刈りで一旦消えるも、 花を咲かせようと急ぎ再びこの季節に向けて茎を 伸ばし、赤い集合花を咲かせます。 草姿が細長くピントを合わせづらいので花のアップ にしてしまいました。10月4日のこの日はあいにくの曇り空。 体がガタガタでやる気も削がれた状態でしたが、 何もせずに過ごすのもしゃくでしたので、その身に 鞭を振るって出かけてきました。 ただ体が重く、グダグダの状態で歩き回る中、 短い時間でも収穫はありました。 キタキチョウ posted by (C)sasama_teaワンパターン気味ですが、今回もキタキチョウ です。 シソ科のヤマハッカの花に夢中になっている ところをカメラで覗き見です。うまくピントが合った画像をパソコン上で拡大して 初めて気づきましたが、普段はくるくると巻いた 状態の口吻は、意外と自由な方向に曲げながら 花の中に差し入れられているようです。 ちなみに上の写真の状態では、口吻がS字状 に曲がっています。そしてこの撮影場所のすぐ近くに、じっと動かず に休んでいる蛾も見つけました。 ホシヒメホウジャク posted by (C)sasama_tea花も終わってしまったタデ科ミズヒキに掴まった まま微動だにしない興味をそそる蛾。 あまりにも動かないものですから、指で触ったり 突いたりしてしまいました。 命が尽きているのかと錯覚させるほど動きが なかったのですが、実際にはちゃんと生きて いましたよ。翅に触れてみると、前翅に隠れた後翅には 鮮やかなオレンジ色の配色が見つかり、 ただの地味な蛾ではないことも分かりました。 正体が分からない蛾ではありましたが、近く のヤマハッカの花を飛び回るホウジャクの翅 に同様の色が見えたことから、双方が同一種 であることに気づけました。 ホバリングしながら忙しく飛び回るホウジャク が止まっていると、写真のように地味で目立た ない姿だとは露ほども思いませんでしたので かなり驚いてしまいました。 ホシヒメホウジャク posted by (C)sasama_teaこちらは横からの姿です。 意外にきれいにピントが合っていたものですから、 少し大きめにトリミングして、原版のままフォト蔵 に入れておきました。 ご興味がありましたら、画像をクリックしてフォト蔵 にてご鑑賞ください。 飛び回る姿とのギャップが楽しめるかもしれませんよ。ブログランキングに参加していますちなみに、ホウジャクの飛ぶ姿は捉えられませんでした。 負けでした。。。

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