2015/10/08(木)02:31
真剣勝負の効用
先日、合唱コンクールというものに出演して、
結果は、落選。
私の合唱団は次に勝ち進めなかった。
仕方ない。
でも、私の個人的な感覚としては、
今まで以上に上手に歌えたような気がしている。
本番って、何か普段と違う緊張感、緊迫感の中でパフォーマンスするから、
練習のときには味わえない心身の状態になる。
それを経験した後は、
今までと、ちょっとだけ違った自分になってる。
何が違うようになるのか、言葉で明確に説明できるようなものではないし、
多分、毎回その感覚も違うので、
「何か」が変わる。としか言いようがないのだけど、
練習ではなく、真剣勝負に挑むときは、
普段、眠っている「潜在能力」が目覚めるとか
普段以上に多量の「脳内物質」が放出されるとか
そういうことが起きているのかもしれない。
私は、相手に勝つ、試合に勝つというようなことじゃなくて
今までの自分がその勝負に向き合ったときに変容してゆく
ということが、面白い、興味がわきます。
でもそのことは、他の人には内緒です。
当然だけど、普通は試合は勝ちたいし、
勝つことへの執着がないと勝てないと思われているし
勝てなかったとき、一緒に悔しがることで、
さらなる団結力と次の機会への意欲がわくもの・・・
なんだろうなと思うから。
相変わらず、自分はマイペースなので、
そこの感覚が人とはだいぶずれてる予感。
だから、静かにうなずきながら
人に合わせるようにしておきます。