北海道・新冠の優駿スタリオンステーションで放牧中に脚部を骨折、三石の競走馬診療所に運ばれたが、治療もできないほどの重傷でそのまま息を引き取った。
ちなみに25歳は、人間なら80歳に相当する。

1987年5月、岐阜県の公営・笠松競馬の2着デビュー。

笠松で12戦10勝の輝かしい実績で、JRAの栗東・瀬戸口勉厩舎にトレード。

移籍初戦の1988年3月ペガサスＳでいきなり重賞制覇。続く毎日杯も連勝したが、クラシック登録をしていなかったため、皐月賞、ダービーに出走できず、その後怒とうの重賞6連勝。天皇賞・秋でＧ1初挑戦したが、同じ芦毛の先輩タマモクロスの2着に敗退。続くジャパンＣも3着と涙を呑んだが、暮れの有馬記念でＧ1初優勝。

1989年の4歳は秋に復帰すると、マイルＣＳ辛勝から連闘でジャパンＣに挑戦。
厳しいローテーションながら勝ったホーリックスを最後まで追い詰めてのクビ差２着。
芝2400ｍの2分22秒2は当時の世界レコードで、歴史に残る名勝負で改めて不屈の闘志を見せつけた。

1990年の5歳に武豊騎手と初コンビで安田記念を優勝。しかし、その後は3連敗で、ジャパンＣは1着と惨敗。“オグリは終わった”ともささやかれた。ラストランの有馬記念は、再びユタカが騎乗。4番人気に甘んじたが、好位追走から直線で堂々と抜け出して有終Ｖを決め、Ｇ1・4勝目。この年のJRA年度代表馬に選出された。

1991年の種牡馬入り後、ＪＲＡ重賞勝ち馬を輩出することはなかったが、優駿スタリオンステーションでは功労馬として悠々自適の老後を送っていた。

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