第4試合 バンタム級 5分3R
△久保山誉（K'z FACTORY／世界5位）
△井口 摂（BAD ASS 13）
判定1-0 (菅野29-28/鈴木29-29/若林29-29) [BOUTREVIEW]
我らが『井口コーチ』の試合を見に、ジムから後楽園ホールへ移動。井口選手の修斗デビュー戦は、世界王者・マモル他、ランカーの漆谷や生駒が見る中で行われた。セコンドには原学と宮下トモヤを従え、いざ修斗のリングへ。
初めての修斗のリング、そして後楽園ホールでの試合に、少し緊張した模様。しかし見ている方には、いつもと変わらぬ井口摂だった。
1R。両者静かな立ち上がりの中、久保山のローキックが走る。カットをする気配もないし効いた素振りもなかった。しかし数が重なると、判定に響く。僕はこの時点ではイーブンと見たが、隣で見ていた佐藤ルミナ選手は、久保山のラウンドとした。
2R。井口がラッシュから飛びヒザを狙ったところで、下の状態でグラウンドへ。上からの久保山のパウンドをかわしつつ、下から足で上体を固定し、サブミッションでもパンチでも的確な攻め。下に居ながらも攻めて井口のラウンドと僕は見たが、隣のルミナは上のポジションをキープした久保山のラウンドとした。
そして3R。井口がラッシュに出ると、久保山は完全に引きまくり。井口が打撃で圧倒。逃げのタックルもかわし、完全に試合をコントロールした。
そして判定。僕の中では勝ったと思ったが、実際の修斗の判定は、ルミナの判定と一緒だった。一人は久保山を支持し、残り二人はドロー。修斗デビュー戦を白星で飾れず、総合デビュー以来の連勝も止まってしまった。
アウェーのリングであるゆえ、厳しい判定であったが、負けなくて良かったというのが印象だった。僕も井口本人も勝ったと思った。しかし周りには負けたと思った仲間もいた。やはり判定となると、どう転ぶかわからない。次はすっきり一本か、KOで勝ってほしい。
試合後の井口、引き分けたのにマイクを持った。試合前に考えていた通り、修斗参戦に関してお世話になった方への感謝の気持ちを述べた。そしてまた毒づいた言葉を…。引き分けたところで、井口摂は変わらない。生駒！漆！マモル！順番に勝って行けば、欲しかったベルトが手に入る。僕らはこれからも、応援していきます。
この他の試合、やっぱメインがすごかった。教え子の子供たちの応援の中、Purebred大宮の石川。打撃でトイカツを圧倒し、KO勝利寸前だった。しかし2R終盤に落とし穴。ロープ際でもつれた所でトイカツが石川のバックを取り、そのままスリーパー。トイカツが奇跡の大逆転勝利を掴んだ。子供たちには残念だが、知り合いがこんな負け方をすることだけは勘弁して欲しい。でも外から見るには、いい試合だった。
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Last updated
2005/08/01 01:27:37 AM
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