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2006/02/26

[LIVE]【感動】ラグビー日本選手権決勝：東芝府中vsＮＥＣ

(4)

テーマ：ラグビー情報投稿してください。(625)

カテゴリ：ラグビー

★この名勝負をまだこの試合をご覧になっていない皆さんに朗報！
今からでも遅くはありません。ロスタイムの攻防は、ラグビーの醍醐味そのものです。スカパーで『J SPORTS』を視聴できる方は、以下のスケジュールでリピート放送中です。ぜひともご視聴あれ！感動的な試合ですよ・・・(涙)

ラグビー第43回日本選手権決勝【東芝府中 vs NEC】
日	時	チャンネル
02/28	17:30	ch.308
03/01	16:30	ch.307
03/02	25:00	ch.308
03/03	13:00	ch.308

今日はラグビーシーズンの集大成、日本選手権決勝です。今日の天気予報は、だいぶ前から雨。前日でも予報は雨だったけど、ジム帰りに思い切って自由席(ペア)を購入。

連れもいることだし「行かない」という選択肢もあった中、「悪条件の中では事件が起こりやすい」という僕の考えがあったので行くことにした。思えば、昨年の日本選手権準決勝、雨の秩父宮で東芝の三冠の夢が潰えた。またこんな「事件」が起きるような気がした。

朝11時の開場に間に合うように、秩父宮ラグビー場に向かいました。早めに行った甲斐もあり、屋根付きエリアでは最高のシートを確保。最悪のコンディションの中では最高の観戦ができました。

東芝府中[リーグ1位]【６-６】ＮＥＣ[リーグ3位]
試合が始まっても、雨脚は強いままだった。ハンドリング(ボールを手で扱うこと)に苦しむ条件の中で、両チームともキックを中心とした試合の組み立てをした。ハイパント(ボールを高く蹴り上げる)戦法を多用し、相手のミスを誘った。逆にボールをパスで繋いでも、ボールが手に付かずにノックオン(ボールを前に落とす反則)を重ねた。

そんな中、得点を奪ったのはPG(ペナルティーゴール)。ボールをゴールラインまで運ぶのが困難な状況の中、相手の反則を誘ってのPGでNECが先制した。前半はNEC2本、東芝1本で終了。後半に入り東芝がPGを返して同点に追い付いた。こうなるといつもの試合なら、東芝がトライを重ねて相手を引き離すのだが、NECの強力ディフェンスが守り抜いた。

そしてこの試合のハイライトは、同点で向かえたロスタイムの攻防だった。NECが一時退場者を出して一人少ない苦しい中、東芝は勝ち越しに向けてゴールラインを目差した。NECにとっては反則もできない展開、体を張って守り抜いた。最後は東芝が外に展開、ディフェンスが薄い所をついた。一人目がタックルで倒されたが、そのボールを東芝の選手が拾いインゴールに飛び込んだ。

拾ったボールは無情にも、濡れた雨のために手に付かず、トライをする前に手からこぼれてしまった。最後はNECディフェンスがゴールラインを守り抜き、同点のままノーサイド。同点優勝という形でフィナーレを向かえた。死闘を繰り広げた両チームの顔には笑みが浮かんでいた。

キックオフ3時間前に席取りした甲斐があり、最後の攻防を目の前で見させてもらった。最後の5分間は大興奮だったし、連れも非常に喜んでくれた。この名勝負を見られて、雨の中来た甲斐がありました！

今年最後の試合が、今年一番の名勝負になった。今季はトップリーグは東芝府中、大学は早稲田と抜け出たチームがあったため、高いレベルでの接戦が少なかったような気がする。その中で生まれた名勝負。早稲田が勝った2回戦に続き、日本選手権では名勝負が見られました！