テーマ:株式投資でお小遣いを増やそう
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決算書を読めるようになりたいという人が
増えているようです。 プレジデント3月号やダイヤモンド12・ 3号でも特集が組まれています。やはり 株式投資ブームで「アブナイ会社をつか みたくないなあ」というニーズがあるの でしょうか。 しかし、決算書をつかった経営分析はな かなか大変です。 ためしに気になる上場企業のHPから決算 書をダウンロードしてみてください。貸 借対照表、損益計算書、キャッシュフロ ー計算書、セグメントごとの事業状況な どなど、「こんなの読めるわけないじゃ ん」という情報が洪水のように襲い掛か ってきます。 かくゆう私も初めて決算記事を書いたと き逃げ出したくなりました。 とりあえず、このブログを使い、ちょび っとずつ学んでいきましょう。 私のお得意様の京成電鉄はどうなんでしょうか。 企業の攻撃力や防御力をみるには色んな 比率で評価していきます。 今日使うのは、総資本利益率 売上高経常利益率 流動比率の3つです。 総資本利益率は全財産を使ってどれくら いお金を稼げたか、という攻撃力をみる 指標です。 上場企業はだいたい4~5%くらいのと ころ、05年の京成電鉄は1・3%でし た。「え、少ねえな」と思ったはずです。 ちなみに同業他社の05年の京浜急行は 1・6%。どうやら電車を走らせて乗客 を運ぶ仕事は効率的にお金を稼げないよ うです。 さて、売上高経常利益率とは、売り上げ を(経常)利益で割った指標で、コスト をかけずにお金を稼いでいるかをみます。 これも企業の攻撃力をあらわしています。 一般的に製造業で24%、卸売業で20 %くらい。05年の京成と京急はそれぞ れ9・9%、8・6%でした。これも低 い。面白いのは、京成が04年と比べる と3%アップしていることです。なぜか というと、あんまり利益が出ないバス事 業を独立させたためです。電車よりもバ スの方がお金をかせげないんですねえ。 最後の流動比率とは、一年以内に現金化 できる手持ち資産(流動資産)と支払わ ないといけない債務(流動債務)を比べ たものです。お金のやりくりに苦しんで いるかをみるという意味で防御力を示し ています。 200%あるのが理想なんだそうです。 つまり借金の倍の現金を持っているとい うことですね。ここでも京成電鉄は38 ・3%。まあ京急も46・5%と大して 変りません。路線のための土地を買った り、線路をひいたり、電車の車両を買っ たりと、鉄道業はとにかくお金がかかり ます。最初にボンとお金を出してから、 電車に乗ってもらってちょびっとづつ運 賃をかせぐというビジネスモデルなので す。大地震とかで車両や線路がダメにな ったら借金だけが残りそうです・・・ うーん京成にとって辛口の分析となって しまいました(広報の皆さんごめんね)。 こうした分析は業種によって全然違いま す。同業他社と比較しながら、特徴をつ かむのが大切ですね。長々と失礼しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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