テーマ:ニュース(100155)
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今、すごい勢いで働く入り口が広がりつつあります。
大学生・高校生の就職内定率、仕事がしたい人(求職 者)と仕事をしてほしい企業(求人)の割合を示す有 効求人倍率はぐいぐい上昇していて、働きたいけど働 けなかった就職氷河期が過ぎた感じです。 千葉県内の話をすれば、大学生の内定率が5年ぶりに 6割台になったのに続き、高校生の内定率も9割台が 近づいてきました(大学生は1月1日、高校生は1月 末時点)。 また、有効求人倍率も回復。千葉労働局の中堅クラス は「0・9倍はもう間もなくッスよ」とにやにや。1 倍台になれば、仕事をしたい人分だけ仕事がある計算 になります。(ちなみに全国平均ではすでに1倍台) 仕事がなくなっちゃっても大丈夫です。昨年05年に 食品の総合商社のユアサ・フナショクが、パン作りを やめてしまい工場を閉鎖しました。「おれはパン作り がしてぇんだ」と退社した100人近い正社員のほと んどが希望通り、同業他社に再就職できたようです。 おお、労働者天国♪ と思いきや、それほど単純ではないようです。 求人についていえば、その4割以上が「いつでもクビ にできて使い勝手がイイ」パート。大学生や高校生の 就職も、派遣社員としてスタートする「新卒派遣」な る働き方が増えているとか。「正社員を採用するとず っと面倒見なきゃいけないからやだなあ」という企業 のつぶやきが聞こえるようです。 せっかく就職した会社を1~3年で辞める若者も後を 絶たず、本当に働きやすい社会になっているのか疑問 です。厳しい氷河期を過ぎたからバンザイとは言って られませんね。 ~~~~~~~~~ 千葉労働局が二十日まとめた今春卒業予定の 県内高校生の就職内定率は一月末時点で前年に 比べ3・2%改善の86・0%となり、四年連続の回 復となった。製造業を中心とした企業の業績回 復にともなって、求人数が二けた増に。大学生 の就職内定率が六割台となったのに続き、雇用 環境の改善は高校生にも広がっているようだ。 製造業などの求人増加県内の今春卒業予定の 高校生の求職者五千九三十人のうち、内定者は 五千百人。受け皿となる求人数は16・2%増の七 千三百七十五人で、求職者に対する求人倍率は0 ・13%改善の一・二四倍となった。 業種別の求人数をみると、全体の三分の一を占 める製造業が、16・5%増の二千四百十八人とな った。中でも鉄鋼や石油製品といった素材産業の 採用意欲が旺盛だった。非製造業では、金融・ 保険業が四倍超の百六十一人と大幅に伸びた。ま た、.卸売・小売業が17・6%増の千百三十二人、 運輸業が20・6%増の六百十九人とそれぞれ増加 した。 同局は、今春卒業予定の大学生の就職内定率が 五年ぶりに六割台となったと発表しており、「大 卒に限定していた企業が採用枠を高校生にも拡大 したケースが目立ち、雇用回復のすそ野が広がっ ている」(職業安定部)と分析している。 調査は県内十職業安定所に無料職業紹介の届け 出をしている高校の資料を基にまとめた。 ~~~~~~~~~ 千葉日報 2006年2月20日付け より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 21, 2006 11:59:06 PM
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