ブルーウィローの詩と、鳥の存在。
今回の旅行は、もしかすると、家族で旅行する最後かもしれません。いえ、もちろん、この先も家族は家族だし、私たちは子供を可愛がって行くんでしょうけど、日本に帰り、それぞれ、上の学校へ行くようになり、大人になり・・・・つまり、ふところでアッタメナガラ、移動するような旅行は、最後かもしれないということで。母は、一人、しみじみしていたわけです。だから、アンティークもちょっとしか買いませんでした。偉い!!その厳選の一品をやっぱり、見せちゃおうかなあ。思い出だしね。ブルーウィローのC&Sです。クィーンズタウンでは、アンティーク・ショップを見つけられず、アロータウンで発見。しかも、クライストチャーチのミュージアムに展示されていたものと、よく似ていたので速攻で買っちゃいました。ミュージアムのものと比べると、やはり、質は落ちるかもしれません。なんとなく、焼きが甘い感じです。 そして、例の2羽の鳥がいません。以前、古いタイプのブルーウィローの鳥には、眉毛があるのではないか・・・と、書きましたが、ブルー・ウィローの鳥にみる、眉の時代考証さらに、古いタイプには、鳥そのものがいないのです。2羽の鳥は、ブルーウィローの伝説と食器が流行し、あいまって、詩が作られた後、その詩に準じて、描き足されたものだそうです。つまり、ブルーウィローを買うときに、2羽の鳥がいた方が、それらしいのですが、もっと古いものは、鳥がいないということを、覚えておくといいみたい。 よく見ると、ミュージアムのものには、鳥がいます。もちろん、当時、鳥がいるのも、いないのも、ない交ぜで作られていたわけで、一概にどちらが古いとは言い切れないけれど、目安としては、私のものは、古そうです。私のは、金がはげているところがあり、ミュージアムの物は、茶のふち取り、なんて言ったっけ、これ。ミュージアムの丸いハンドルの形は、ヴィクトリアンの流行。受け皿は、深いほうが古いと思うが、いかがなものか・・・ナドナド、考えるとキリがない。ウイローの詩は、実にたくさん、残っています。参考までにひとう。The Willow Pattern Poem by B. L. Bowers Whilst we sit around the table,Please allow me to relate,The entrancing ancient fableOf "The Willow Pattern Plate."Every picture tells a story,Like the Willow Pattern Plate,Where two lovers dwelt in glory,And defied paternal hate.By elopement from the castleYou observe upon the ridge,Where the violent old rascalChases them across the bridge.Tries to catch the rogue and whip him,'Ere he steals the daughter fair;But the loving pair outstrip him,Let him languish in despair.Thrown upon their own resources,In a junk they emigrate,To a splendid little oasis,Near the margin of the plate.Dwell in peace, whilst unmolested,In most perfect harmony;Till at length they are arrested,by his Nibs' gendarmerie.Then the tyrant lord appeals toLaw and lucre, with their pow'r;Caught, confined, they have their meals too,In that horrid little tow'r.When the pair are executed,To appease their lord irate,To a pair of doves transmuted,Still they fly upon the plate.Every picture tells a story,Like the Willow Pattern blue,And true love will reign in glory,To infinity! Adieu