しろいさくらのあめ

今回で最後（の予定）。

シリーズで長く続いてるけど、
最初から読まないと入っていけない、
なんてことはありませんでした。
現に最初読んだのは初作ではなく、
もっとあとのものであったが、充分入っていけました。
トラベルミステリーなので
好きな場所を舞台にしたのから読んだんですけどね。
ところどころで別の刊にふれていて、
次は何を読むか決める手助けにもなっている。
う～ん、考えてるわね。

私の場合、図書館で借りて読んでるけど
そこから次はその刊を買って読もうって思う人もいるだろうね。

話によっては歴史や神話、歌舞伎などの知識も満載で
知らなかったことを教わったり、誤解していたことに
気付いたりも出来ました。

他のミステリにふれることも出来て面白いですよ。

ちなみに「幽霊」と銘打っていても、ホラーものってワケじゃないです。
（一部除く。これだけは説明つかないってシーンにはゾ～ッとしましたけど。）
幽霊のように消えた、とかそういう風なのです。

２００５年７月末に、
初作からイラストを担当していたかやまゆみ先生が
若くしてお亡くなりになった、と知った時は驚きました。
途中で変わったことに全く気付きませんでした（おい）。
引き継いで描いていた椎名咲月先生の絵は
雰囲気がとても近かったので・・・
長く愛読している某漫画家さんの絵は少しずつ変わっていってたので
少し雰囲気が変わったのはそのせいかな、くらいにしか思っていませんでした。
でもこれってとてもいいことだと思いますよ。
イラストがガラリと変わってしまったために読むのをやめた本もありましたから。