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こんにちは ばななぼうやです。
南国&常夏キリバスに来てはや5カ月。
今回はキリバスの「水」について書きたいと思います。
キリバスに上下水道は基本的に整備されておりません。
ここ首都タラワにおいてでもです。
なので水は雨水と井戸水を利用しています。
ぼうやの家には井戸が無いので基本的には雨水のみです。
写真の様な集水システムが設置されいる家があり、降水時家の屋根部分に降った雨水を樋を使って集め地下などの貯水タンクに貯蔵します。
それを電気の力で高所に設置されたタンクに移し、位置エネルギーを利用して各蛇口に送られます。(たぶん)
雨水は飲料水としても利用可能で、現地の人はそのまま飲みますが、ぼうやは一度煮沸し、下の写真のようなろ過装置を使ってろ過した後飲用しています。
味は正直なかなかおいしいです。
こちらで何種類か販売されているペットボトルの水と飲み比べると間違いなく上位にランクされます。
しかしながら全てを雨水で賄っているので、雨がまったく降らないと2~3週間でタンクの水は無くなります。
そうなるとお金を払って水会社から水を持ってきてもらいタンクをいっぱいにしてもらわなければなりません。
その費用60ドル。(現在ご近所さん3軒でシェア)(ドルはオーストラリア$)
それだけならまだいいのですが、その買ってきた水というのは当たり外れが大きく、茶色く濁っていたり、透明に見えても煮沸するとなぜか白い沈殿物が発生したり、化学薬品の味がしたり、口当たりが悪かったりと飲めたとしても雨水のクオリティーに到底及ばないのです。
そうなると60ドルも払って水を買ったのに、飲料水は飲料水で市販のものを買うことになり、出費出費の往復ビンタを喰らうことになります。(><)
ぼうやがここキリバスで雨が降ると本気で嬉しくなるのはその雨に場合によっては1万程度の価値があるからに他なりません。
マジで恵みの雨なのです。
雨は金なり。(笑)
家庭によっては雨水と井戸水を併用しています。
併用に2種類あるようで、1つはそれぞれ独立しており洗濯やシャワーは井戸水、台所には2つ蛇口があり一方は井戸水もう一方は雨水と使い分けられるタイプ。
このタイプが最高。
もう1つは井戸水も雨水も一緒にどこかしらに貯蔵してるタイプ。
こっちははっきりいって悲惨。
キリバスの井戸は近年の海面上昇の影響で海水が混ざっている井戸が多いのです。
それを真水の雨水と混ぜるので必然的に蛇口から出てくる水は塩分を含み飲用水に適しません。
飲用水は別途購入しなければなりません。
月に5千~1万くらいの出費の覚悟が必要です。
水は重いのでまとめて買うのは大変だし、小分けに買うのもめんどうです。
最後に下水道ですが、もちろんありません。
ぼうやが使った後の洗濯排水はそのままパイプを通って横の海に流されています。
トイレの水がどうなっているのかはわかりませんが少なくとも下水処理場的なものはここキリバスには無いはずなので、なんだかんだで海に流れているんだと思います。
汲み取り車的なものも見かけないですし・・。
なんだか日本から来たばななぼうやにはかなり抵抗がありますが、そもそもトイレ(便器・便座)がある家はここキリバスでは少数派です。
地元の人は普通に海で用を足しますし、小中学校でも最近までトイレ自体無かったと聞きます。(みんな海でするからね♪♪)
でも別にそこらじゅうに悪臭が立ち込めているのかというとそれはありません。
今のところ海の浄化作用が勝っているのでしょう。
自然に感謝、海に感謝のキリバス生活です。
ばななぼうやでした。
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