カサブランカ
マム コルドン・ルージュ ブリュット「栄誉と誇りに満ちたシャンパンでありたい」エチケット(コルドン=リボン ルージュ=赤い)にはこんなメッセージが込められているそうです。映画を彩るお酒の中で最も有名なのでは?と思うのが「カサブランカ」に出演するこのコルドン・ルージュ。映画のは甘め、と言う説があるのですが、コルドン・ルージュって甘めでしたっけ?(ゴクゴク飲めたような気が・・)「君の瞳に乾杯」の名台詞とともに愛を語らう恋人達に飲まれるわけですから、あまりキリリとしたシャンパンが出てきても興ざめかなー?「君の瞳に乾杯」と言う台詞、英語では「Here's looking at you, kid.」=直訳「君を見つめているよ」です。これ訳した翻訳家さん、すごい度胸だよね、と毎度感心せずにはいられません。その大胆さにより100年残る名言中の名言が誕生したわけです。翻訳家を目指している友達に言わせると「映画の翻訳は何を足しても何をひいてもダメ」らしい。作品の雰囲気壊しかねないですものね。そんな意味では往年の名作のほうが「日本語の美しさ」を強調した訳が多かったのではないでしょうか。今は英語と日本語の言葉の壁が低くなったからかな?ふと気づくとほとんどカタカナでしゃべっていることもあり。一体日本語はどこへゆく・・?シャンパンと名言と共にもう1つ映画を引き立てるピアノ・バラード「As Time Goes By」=「時の経つまま」との意味ですが、よいものは映画でも音楽でもずっと人々の心に残り続けます。心に残るって素敵だな。私はどこへ行くのかなー?美しいイングリッド・バーグマンのようにみんなの心に残り続けるのは無理だけど、周りの人にはずっと覚えていてもらいたい。よく飲んだよねー、とかよく笑ったよねー、とかでいいから・・。その代わり私もずっと覚えているからね。あれ?なんかしんみりしちゃった。なんでだろ?そんなバイオリズムの日かしら。とりとめなく終了。 カサブランカ 監督:マイケル・カーチス 出演:ハンフリー・ボガード イングリッド・バーグマン 制作:1942年 米 アカデミー賞3部門(作品、監督、脚本)を受賞した名作。 仏領モロッコのカサブランカは、 ドイツ軍を逃れアメリカへ渡るための帰港地だった。 この町でアメリカ人リックが経営するナイトクラブに 自分を裏切った昔の恋人が現れる・・・。