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テーマ:暮らしを楽しむ(388360)
カテゴリ:薬の話
承認年
1972年 開発の経緯 1912年、英国において民間信仰薬「ひれはりそう」の有効物質がアラントインであることが発見され、さらに1935年米国で蛆による創傷や潰瘍の治療促進がアラントインの作用によるものであることが報告された。アルミニウム・クロルヒドロキシアラントイネート(アルクロキサ)は、このアラントインとヒドロキシ塩化アルミニウムの縮合物で、米国において開発された皮膚潰瘍治療剤である。 アルキサ軟膏2%(旧アルキサ軟膏)は、小林化工㈱が後発医薬品として開発を企画し、規格及び試験方法を設定、安定性試験を実施し、1972年(昭和47年)11月に承認を取得した。 また、1979年(昭和54年)2月の再評価結果公示に伴い「効能・効果」、「用法・用量」の表現の変更を行った。 本剤は、医療事故防止対策に基づく販売名の変更(薬食審査発第0922001号通知)により、製品名を「アルキサ軟膏」から「アルキサ軟膏2%」に改め、2008年(平成20年)2月に承認を取得し、同年6月に薬価収載された。
製品の治療学的・製剤学的特性 ①本剤は、アラントインの有する「肉芽形成促進作用」、「壊死組織除去作用」、「白血球増加作用」、アルミニウム塩の有する「収れん・被覆作用」及び「細菌発育抑制作用」とを兼ね備えている。 ②本剤は、臨床的には、進行性指掌角皮症、胼胝状皸裂性湿疹、外傷・熱傷によるびらん・潰瘍に対して有効性が認められている。 ③副作用(頻度不明) 副作用として、過敏症状、刺激感等があらわれたとの報告がある。 販売名 和 名 アルキサ軟膏2% 洋 名 ALKIXA Ointment 2% 名称の由来 特になし 一般名 和名(命名法) アルクロキサ(JAN、INN) 洋名(命名法) Alcloxa(JAN) alcloxa(INN) ステム お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.01.17 05:09:27
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