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カテゴリ:学校のこと
今日は、私の職場の学校の学友会主催で3回にわたってボランティア活動の反省会。私も同行した宮城でのボランティアの話も入っている。冬になり多くのボランティアセンターが閉鎖され、今年の活動も一区切りになったということで、反省会になった。
ボランティアの参加者が集まって、学長を始め活動に協力した何人かの教員や職員と食べ物と飲み物(ただしアルコールはなし・・・残念)がでて、代表者の話を聞いたり、活動のビデオをみたりする。ボランティア活動をしているときとあまり変わらない服装の学生もいればうって変わって可愛い服装の学生も多い。 ビデオでこれまでの活動が紹介され、みんなで「ああ、こんなことあったね」という話が盛り上がる。 震災から9ヶ月、学友会の活動は最初は新潟市新津地区での募金活動から始まった。ショッピングモールや商工会議所とFMにいつが主催しているチャリティーイベントの会場で募金をしていた。既にそのころから被災地に行きたいという希望はあったそうだけれども、そのころはまだボランティアセンターもなく、一般の人のボランティアでは危険も伴うことから学友会担当の教員から止められていたとのことだ。その頃の私といえばイベント会場に行って、学生の募金活動に協力する位の関わり方しかしていなかった。 それから6月に、新潟恩返し隊(ボランティア団体)と新潟交通旅行社によるボランティアバスでの現地での泊まりがけの活動が始まった。このときも私は業務で参加していない。そして、つい最近知ったのが、7月にもボランティア部が中心で新潟県三条市の水害のボランティアにも行っていたそうだ。 9月に第二回のボランティアバス、ここに来てようやく私も参加するようになった。石巻市雄勝と七ヶ浜町での活動だった。このとき既に震災から半年、大きな瓦礫は除かれていたようだけれど、まだ復興にはほど遠い現状を自分の目で見た。雄勝では側溝の掃除、七ヶ浜では民家の瓦礫除去をした。 そして先月11月の山元町。初日は震災後放置された畑の草取り。作業が完遂したのはこれが初めてだったそうだ。そして、畑の地主さんが深々と頭を下げてお礼の言葉を言ってくださったことは多くの学生の心に残ったようだった。二日目は側溝掃除でだった。深い側溝で外せない蓋もあり、遅々として作業が進まず、最後は雨で作業中止となってしまった。 ビデオが終わりって、山元町で同じ班で作業した学生の一人と「今年はもう終わりですか?」という話になったので、行けるかどうかわからないけれど、山元町のボランティアセンターは11月で一旦閉鎖だったはずか、まだ延長に次ぐ延長で活動を続けているらしいというと、その学生は「また是非行きたい」と目を輝かせていた。 10年近くこの学校で働いてきたけれど、この1年はこの学校の学生の凄さを改めて思い知らされた。もし、ここからまた10年経って、今の学生がみんな卒業していなくなっても、またどこかで困っている人がいたら団結して駆けつける、そんな伝統をもった学校になっていて欲しい。心からそう思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 7, 2011 11:48:03 PM
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