カテゴリ:Blu-ray
これが今年初めての書き込みになりますね。
本年もよろしくお願いします。 で、さっそく年末に買ったソフトについてをば―― まずは待望のニュープリント、デジタルリマスターHDが施された“鈴木清順監督 浪漫三部作 ブルーレイBOX”について。 その途切れることの無い鮮烈な映像の連なりに、完膚なきまでに打ちのめされてしまいました。 つか、まさにオリジナルだけが持ちえる迫力ってヤツですな。 難解だがエンターティメント。 ボーッと眺めているだけでも面白いが、気合を入れて思考しながら観てもそれ相応の深みが味わえるというね。 とてつもなくヘビーだが、何故かもう一度居住まいを正して観たくなるんだよなぁ……(ホント、家庭用ソフト様々である) ただ清順作品は感性で鑑賞するのが正しい~等といった、そこかしこで見かける意見には、何となく賛同しかねる今日この頃―― アレはアレで理屈が通っているんじゃね?~などと思うワタクシの一番のお気に入りが“ツィゴイネルワイゼン”であり、その次が“陽炎座”、そして最後が“夢二”という按配。 完全に“あっちの世界”に行っちまうより、足場としての“こっちの世界”を感じられる方がより楽しめるタイプなんだろうさね。 つか、いっちまった間隙を認識する際のゾクゾク感がマジタマラン。 あ、それと澤井信一郎監督の“めぞん一刻”は、つくづくこの浪漫三部作へのオマージュだったんだと再実感(フルボッコな批判にもめげずに、公開当時から何気に大好きだったのよ) 脚本は同じ田中陽造だしね~ お次は最近続編の“偽物語”がスタートした“化物語 Blu-ray Disc Box”について。 やはりこの位のお値段だと、アニメの購入も多少は敷居が低くなるんだよなぁ…… “けいおん”とか、この位リーズナブルにブルーレイBOXをリリースしてくれたら良いんだけど。 さておき、やはり化は面白い。 ハイテンポな会話劇に特化したその物語は、所謂シャフト~新房ラインとの相性も良く、既に見知っていても思わず夢中になってしまうだけのパワーを内包しているのな。 まさに魅力的なキャラクター表現が第一の作品であり、だからこそ世間的にもあれだけのヒットをしたのだろう。 今回初めて鑑賞した登場キャラクターたちによる副音声も、そういった作品の本質を裏付けるが如く、非常に楽しいものでありました。 あと“偽物語”に“傷物語”と、最低でも二本の西尾作品をアニメで楽しめるのである。 いやぁ、たまりませんな(笑) 個人的には傷物語に参加している尾石氏に期待! んで、最後は“世界侵略:ロサンゼルス決戦”であります。 監督曰く――“エイリアン2”と“ブラックホークダウン”をやりたかったそうで、それらに加えてどー見ても“第9地区”的な要素も内包すると。 いや、まさに観る前の事前情報から個人的なドストライクなんでありまして、そして実際そーいった作品に仕上がっているのだからタマラない(笑) よくこの映画を批判する上で挙げられるジョン・ウェイン的な要素も、そもそも嫌いじゃないしの。 確かに大局的に考えたらウソ臭い状況なのだが(ちゃっかりSF的な裏設定はしてありそうだけど)、一兵士レベルの視点でみたらやたらリアルに見えるあたりも、実に燃えます。 そう、所詮リアリティーなんぞ、個人で体感できてなんぼのモンなのである。 特に銃弾やミサイルが飛び交う市街戦の描写としては、これが最優先。 ホント、スタッフはよくわかってらっしゃる(笑) ~とまぁ、今回はこんなトコロで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.17 11:51:58
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