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December 1, 2006
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カテゴリ:そのほか
(しつこく続きます、、、、、悪しからず)


「音楽」と言う語。

和製漢語などではなく古来より中国、日本共にありました。
が、現代の音楽を指して音楽とはいわれてはいなかった様です。
やはり現代の「音楽」という意味で音楽が使われはじめたのは
明治時代からで間違い無い事の様です。

ということで、これまで書いた日記での音楽とMUSIC の話、、
言ってみれば言いたい事の「雰囲気」としては大体合っていました。

中国の文献には
「音楽は心を楽しませたり、自分を楽しませるものじゃ無いよ!」
と、書いてあります。
「音楽は正しき教えの始まり。」
であったり
「音ではなく君主の徳を楽しむのが音楽。」
とも書いてあります。


日本でも
「高尚な・異世界へと誘う・器楽風音楽」
として「音楽」や「楽」という言葉が用いられてきました。

「音学」
という語にも出会いました。
これは中国の言葉で漢字の音韻を研究する学問だそうです。
音韻の他に四聲、反切などに関する学問であった様です。
清代に「顧炎武撰」という音学の著書があるらしいのですが、
「音論」・「詩本論」・「易音」・「唐韻」・「古韻表」
という五つの区分があり全38巻の書物になるそうです。

この「音学」という言葉の方が「音楽」よりも
"MUSIC"の語源の「ムジケー」に近い語彙を持っている、
と言えるかもしれません。

ということは、、

『それじゃ音を楽しんでないから「音学」じゃないか!』

は、、西洋音楽的にはむしろ「超オーセンティック!」だったりして、、、、

(つづく)


<参考文献>
放送大学教育振興会『改訂版「西洋音楽の歴史」』笠原潔著
大修館書店「大漢和辞典」巻12
小学館「日本国語大辞典」第四巻





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Last updated  December 1, 2006 09:03:14 PM
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