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August 13, 2008
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カテゴリ:そのほか
名前って大事だな、、そう思いながら人の名前がパッと出て来なかったりする。。
本当に申し訳なく、何とかせねば、、と思いつつも未だに中々改善され無いどころか、
齢を重ねるにつれ、ハードディスクは本来の容量の限界に加え、回転数も遅く、、、
「フリーズ再起動」の度に新規データが消えていたりする。。

それはさておき、、

そもそも具体的に存在し続けているのに、、
名前を持たないものに出会うと本当に困る。

日本語の子音、母音、、
そのほとんどが名前を持っていない事に気がついた。。

「は」「ふ」「へ」
の子音、、何て呼ぶんだ?

スペイン語の「H」
ドイツ語の「H」
英語の「H」
米語の「H」

どれでも無い。。

じゃ、日本語の「H」?
「H」なわけないだろ、、、。
発音記号を見れば一目瞭然。。
というより、まあ、自分の口でやってみなはれ。。。

明白。。

「ふ」
の子音は熱い飲み物を口にする時、、
熱いたこやきを吹いてさます時、、
のあの唇を丸くして「ふ~ぅふ~ぅ」
して唇に風が摩擦する音。。

「は」「へ」
の子音は声帯の声門を風が通り摩擦する音を用いて発音される。
軟口蓋より奥の発音器官を多用する子音がどうやら西洋語には殆ど無いが、
アジア語には多い様に聞く。
その一つだと僕は考えている。

そして、一般的には名前は全くついてさえいない。
日本語の発音には同様に一般的に通用する様な
名前の無い発音が子音や母音が殆どである。。

だから、外国語の発音への知識は豊富にもかかわらず
自分自身の体が現実的に動いている現実、、、つまり、
自国語の発音が客観的に理解出来ていない人が何と多い事か、、、
僕自身も専門家でありながら、、「探検中」
というありさまである。。

例えばドイツ語の宗教曲では頻繁に登場する
”Herr”
の"He"を正しく発音しているアマチュア歌手は本当に稀である。
プロでも日本語の「へ」の子音をそのままドイツ語に用いている場合もある。。

「は」「へ」
の様なアジア語的な子音の発音を用いた場合、
そこにひっついた母音も当然影響を受けている場合が多い。
よっぽど練習したうえで方法を編み出し体得して行かないと、
母音がヨーロッパ語の様には響かない。
つまり、西洋音楽にふさわしい声にはならない。

一度、子供の頃に無意識に体が覚えた習慣をばらして
新しい習慣を体に取り込まなければ外国語の発音は上手く行かない。
イコール、声が響かない。

そういう意味で、、波多野睦美さんの歌の日本語は本当にすばらしい。。

あっぱれ。。

日本という環境はまだまだ、
自国の文化、しかも誰もが日常触れている筈の文化に対して
ユニヴァーサルに説明出来る様な名前すら持っていない。

西洋の声を自分の根幹のフィールドにしながら、
日本語で普段話し、その声で人と心を通わせている。。
この環境は逆境であるとしても、、
プロならば命懸けで向かえば、得るものは豊富にある。。

でも、名前が無い様なものを扱い自分のものとして
西洋音楽を楽しみたいアマチュアのひとたちは、、
どうすれば良いのか、、これを考えるのもプロの仕事、、
なのかもしれない、、、、





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Last updated  August 13, 2008 11:50:28 PM
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