対米貿易黒字の増加を受けて
日中のドル円は対米貿易黒字額の増加(前年同月比19.6%、総額9428億円)を受けて売られた。もうすぐ7月の米中古住宅販売件数が発表されるが、これ控えているせいか今日は米国の住宅市場を懸念したコメントが比較的多く見られたと思う。しかし、米住宅バブルがはじけるのでは?という懸念が再び出てくる理由があまり見当たらない。米国の不動産市場はすでに落ち着きを取り戻しており、住宅販売件数などが減少を続けたとしてもバブルがはじけたとはいえないのではないか。一概には言えないが、こういった少しずれたコメントが見受けられるときはドル売り・円買いポジションを保有している向きが金利負担に喘いでいる可能性がある。目先はドル売り・円買いの巻き戻しが入りやすいと思う。