技しげのひとりごと

2008/05/02(金)19:04

耐震診断

仕事日記(75)

ゴールデンウイークも後半戦に突入しますが、こちら神奈川の明日天気予報は雨のようです。 明日は、「こどもフェスタ」という青健連主催の小学校のお祭りで、ボーイスカウトの勧誘がてら子供達にゲームなどで楽しんでもらいます。 ボーイ隊は、モンキーブリッジ。カブ隊は投げ縄ゲームとストラックナイン。ビーバー隊はキムスという内容です。 雨の場合は順延ですが、あいにく翌日4日は、仕事なので参加出来ませんので、朝の準備の手伝いだけとなりそうです。 出来れば晴れてもらいたいと、祈るばかりです。 ところで、今日は先日「耐震診断」を依頼され、診断書をお客様の所に持っていきました。 診断したこの建物。 昭和45年に平屋で新築。 後の昭和54年に2階部分を増築しました。 その後、昭和61年に10m2未満の増築を行い、平成2年に防音工事で1m2の出窓(建築基準法上は床面積に算入される出窓)を作りました。 そして、診断書の評点は、「0.26」「倒壊する可能性が高い」です。 元々、平屋建てで建てたものに2階を載せていますが、1回目の増築では、壁量計算もしっかりしてありました。ところが、その後の増築は、安易な構造計画で施工されていたことと、当時の基準の甘さから、このような評点になったのだと想像します。 海●●市では、耐震診断および耐震改修に関して、一定の要件を満たせば、それらの費用の2分の1(上限:診断5万円、改修50万円)まで補助金が交付されます。 一定の要件の中には、新耐震基準に変わった昭和56年6月1日以降、増築又は改築をしていない。というものが有りますが、簡便な増改築は、していないものと見なされます。 なにをもって増改築が簡便なのか?という事ですが、海老名市では10m2を基準としていて、10m2を超えると増改築したという事になるようです。 そこで問題なのが、この物件は、増築部分が合計で10.95m2になってしまっているということです。 耐震診断をおこなう上で、聞き取り調査をしたとき、平成2年の防音工事で1m2の出窓の事を聞いていなかった事もあり、9.65m2なのでギリギリセーフと判断。 その後に出窓部分を増築した事を聞き、状況は変わってしまいました。 ギリギリアウトです。 ただ、市の基準もどこかで線引きをしないといけないのは分かります。 でも、たった0.95m2で補助金を貰えないのもしのびないので、なんとか大岡裁きを!と市の担当課にお願いに行ってきました。 担当課も「少し預からせてください。」という返答に、ほんの少し光明を見た思いです。

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