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キレイになる銭湯ダイエット            銭湯美容研究家のブログ

キレイになる銭湯ダイエット            銭湯美容研究家のブログ

杉並湯で冷え性が解消した

30代の頃、セラピストとして仕事をしていたので、自分の健康管理も重要な仕事の
ひとつでした。お客様には、体調を万全に整えて、施術に向かいたい、
という気持ちで、健康管理の鬼でした。暑さ、寒さ、日々の微妙な変化に
うまく対応する術はあり、おかげで一日も当日欠勤や、遅刻・早退など
することなくやりきっていました。



しかし、なぜかいつの間にか、冷え性になっていって、
それと同時に肩こりがひどくなり、今まで美容院で肩マッサージをしてもらう時など
言われたことがなかった、「肩凝ってますね。」と言われるようになっていきました。



30代になったから?どうして?
アロマを使っても冷え性はなかなかなくなりません。
ストレスのためか、年のせいなのか、何なのか、よく分からないでいました。
でも、何となくですが、銭湯の大きなお風呂に入らなくなったからかも。。。
と感じることがありました。



疲れても、杉並湯に入ると、魔法のように疲れがとれる、
あのお湯加減、寝風呂のマッサージの当たり加減が絶妙なのです。
お風呂に入れば身体が生き返る、そんな感覚、そういえばずっと、ない、
ということに気づき始めていました。
家のお風呂に半身浴で十分つかっても、あがるとすぐに冷めてしまい、
寝る頃には足先が冷えている、そういう状態に慣れてしまっていました。
体は少しずつ不調にも慣れていってしまうものです。



それが、30代後半に、事情があって実家に帰った時、久しぶりに、それこそ
何年ぶりという位に杉並湯に入った後の体調に、衝撃を受けました。
それは、久しく感じたことのない、入浴後の体の軽さと、温かさの持続です。
入浴後の体は、まるで50分位のマッサージを受けた後のようなほぐれ方でした。
自宅のお風呂ではこんな感じにはなりません。
それに、お風呂にはいって、真冬に30分電車に乗り、自宅に帰って5時間位
たっても足先がまだ温かいのには驚きました。
恐るべし、杉並湯の効果です。
これだ!と気づきました。私は小さい頃からずっと、20代までこの杉並湯の
お風呂に入っていたから、冷え性や肩こりもないし、疲れはすぐとれるし、
友人からも、「見た目は細いのに、すごいタフだよね。」
とよく言われていたのです。それも杉並湯に毎日入っていたからかもしれません。




家庭の小さなお風呂では、どうしても温まる効果は限定されます。
冷え性を解消するために、バスソルト、ヒマラヤ岩塩を入れて入浴するなど、
あれこれ試してみましたが、だめでした。お湯の量の問題もあるのでは
ないでしょうか。
杉並湯ですと、手足が十分伸ばせるほどの湯量ですので、
身体にかかる水圧が違います。それが温熱効果を促進すると思われます。
半身浴がいい、と言われます。でも、これはあくまでも私の場合ですが、
家庭のお風呂で半身浴をすると、肩があまり温まらないので、
肩凝りがいまひとつ解消されないのです。
では、肩に温めたタオルをのせれば、とそれも温まり感は今ひとつです。



家庭の小さなお風呂は、顔だけはだらだらと汗が出て、一瞬、温まったような
感じがしますが、芯からは温まっておらず、杉並湯での温まり方と比較すると
違いが分かります。お客様の声でもよく、そのような声を聞きます。
温まり具合が全然違うと。




杉並湯に週に2回入るようにもなり冷え性もなくなりました。
これまでセルフでアロママッサージをしたり、ジンジャーティーを飲んだり、
湯たんぽ療法、5本指ソックスの重ねばき、シルク下着を着る、
自宅のお風呂で半身浴、身体を温める精油をブレンドした入浴剤を使う、
ヒマラヤ岩塩で入浴する、生野菜をなるべく控えるとか、とにかく冷え性に
関する本はいろいろと読み、たくさんのことを試しても、
それでも冷えがなくならない、これはもうストレスからくる冷え性か、
なんて思っていたのが、杉並湯に入って解消しました。



一度、杉並湯に久しぶりに入った、あの身体の感覚、
「あっ、これかも。」あの感覚で気づきました。
いろいろと遠回りしたようです。
アロマやエステ、素敵でキレイになれそうなイメージ、
イメージにより感化され、昔から良い身近にある実は一番身体に良いものを
忘れてしまっていました。




私の辛い体験では、10年間、家庭のお風呂に入っていたら冷え性になって
しまいました。365日、それが、10年間ですから3650回、
1年やそこいらでは変わらないのかもしれませんが、身体の不調というのは
ある日突然現れるのではありません。蓄積の結果です。
ですから、10年もあれば身体に変化が現れるのは当然のことかと思われます。
杉並湯に行くだけ、それだけで、身体がマッサージを受けたように
ほぐれ、血行が改善されます。




それからというもの、”杉並湯は、血行を改善する場所”ということに
確信を持ちました。アロマや自然療法の世界に進み、追求するうちに
足元の大事なものを忘れていた、という感覚でした。
アロマやリフレ、確かに自然の力を借りて、人間が本来持つ自然治癒力を高めるもの、
それによって、健康になるものですが、毎日の入浴は生活の一部であり、
だからこそ、おろそかにできない、もっと基本的で大事なものと考えるようになりました。




より健康でキレイになりたいと、探求していたところ、
一番大事なものはすぐそばにありました。
睡眠、食事、運動、そして入浴、これらは毎日のこと、
それらをなおざりにして、外側から塗る化粧品に頼ったり、サプリ・ハーブ、
マッサージ、エステ、これではだめなのだ、ということに気づきました。
まず、毎日の生活のひとつひとつをきちんとしてから、
プラスα、何かをする、これが血行改善への道、
それなくては、キレイになることは難しいのだと思います。








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