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林沖

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石月賢一@ Re:また、関係ない話ですが(10/21) S君、情報ありがとう。 残念ながら作家や…
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2023.06.06
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カテゴリ:西忍寺道場
こないだの稽古日誌を書きます。
この日の柿崎は晴れ。
気温もあがり、少し暑い日でした。

メンバーは、N師範、O大師兄、S君、SIさん、私の5人でした。

最初は基本の定歩崩拳、馬歩穿掌、握拳を行いました。

次は太極拳対練。
最初は行気~打擠。

今回の私のテーマは骨盤の後傾。

時々、武術や健康法の雑誌などで見かけるのですが、「足は背中から生えて
いるとイメージすると歩きやすい」といったことが書かれています。
つまり、これは足を持ち上げるとき、一番最初に働く大腰筋を意識して動く
ということだと思います。

大腰筋は胸椎の下部から腰椎全体にわたって起始部があり、大腿骨の上部内側
に着きます。要はこの起始部を意識して、大腰筋の起始部が脚の付け根だと
イメージせよということ。
たしかにこのイメージを使えば、足がもち上がりやすくなります。
但し、条件があります。
骨盤が後傾していること。
骨盤が前傾すると腰が反ります。
腰が反ると、大腰筋に力が入りにくくなります。
後継すると、より早く収縮することができるので、足がもち上がりやすくなり
ます。
したがって、足が背中から生えているイメージがあ有効になる条件として
骨盤が後傾していることが挙げられます。
逆の言い方をすれば、骨盤が前傾、すなわち腰が反っていれば、イメージしても
あがりにくいまま、ということになります。

したがって、骨盤を後傾して上履で相手を釣り上げて、骨盤を後傾して相手の後ろ
に足を進めると非常に速くスムーズに進めることができました。

しかし、Oさんに技をかけたところ、あまりにも深く踏み込み過ぎて、打擠で
吹っ飛ばすところ、足がひっかかり、背中からコンクリートの床に落として
しまいました。
さいわい、Oさんの受け身が上手く、頭は打たず、ケガも肘の打ち身くらいで済み
ましたが、あまりにキケンなので、この技で骨盤の後傾はやめることにしました。
Oさん、すみませんでした。

次は琵琶勢。
これは今まで研究してきたやりかたをランダムに行い、相手が逃げれないように
技をかけました。
同じ技でも、そのシステムを何種類か持つと、相手はその技がくるとわかってい
ても、その内容を構成するシステムのうち、どれでくるかがわからないため、技
にかからざるを得なくなります。

次は攬雀尾。
これはかねてより稽古している八卦掌の拘歩、擺歩を使い、肘関節技を逃れる
稽古をしました。みなさん、スムーズにできるようになりました。

次は左右搬攔。
応用として相手の右中段攻撃を左横に体をかわして、両陽掌で打ち落とし、右足に
重心を移しながら、相手の左上段突きをかわし、左足に重心を移しながら、相手の
左腕を巻き落とし、右掌で相手の左肩甲骨の下から斜め上前方に向けて発勁をする。

この時は骨盤の後傾を使いました。

骨盤を後傾しながら相手の攻撃を受け流したり躱したりすると、体全体が球のように
まとまって動くことになり、相手に抵抗感を与えないで崩すことができます。

もうひとつコツとして発見したのは、相手の右中段突きを受けるときにあらかじめ
両手を無為造作に前方の浮かべておいて、突きが来たときに上から覆いかぶせるよう
に落とす。その時に、左半身になりながら、自分の腰を相手の右腰外側のすぐ近くに
移動させる。

こうすると、腕だけは上から下に落ちて、腰は相手の横に移動しているという、同時
別方向の動きになります。
これがずれなく成功すると、相手の右腕はなんの抵抗感もなく下に落ち、体ごとねじ
られて潰されてしまいます。

次は並歩進歩搬攔捶の応用。
相手が右中段突きでくると、こちらは左半身になって、相手の右腕を掴みます。
すかさず右足の力を使って発勁します。
相手は吹っ飛んでいきます。

こつはできるだけ接近して、思いきり中段突きをしてもらえるようにすることです。
接近するといっても、最初から間合いを接近するのではなく、相手が突いた瞬間に
間合いを詰めて左半身になる。

こうすると、相手はこちらの右半身が瞬間的に消えるように見えるので、思わず突き
込んでしまいます。
この接近がうまくいくと、発勁したときの威力が大きくなります。

次は雲手。
あいての右上段突きを右雲手で真横に受け流します。
次に相手の左上段突きを左雲手で上に挙げ、相手の重心ごと上に釣り上げます。
左足で踏み込み、右掌で相手の脇腹に発勁します。
相手は左に身をよじりながら、吹っ飛ばされることになります。

この時も骨盤後傾を使いました。

足運びがとてもスムーズになりました。
コツとしては右掌を打つ時、左足を相手の右足前方に踏み込むこと。
こうすると相手は雑巾のようにからだごとねじられ、そこに掌打を入れらるため、
ねじられた身体のまま吹っ飛んでいくことになります。

次に八卦掌の用法。

最初は相手の右上段突きを右螺旋掌すかさずすかさずその腕を下から跳手で跳ね上げ
ます。続いて右足を前方に大きく踏み込み、右掌で相手の胸を打ちます。

これも骨盤の後傾を使いました。
右足の踏み込みがスムーズに行くので、相手を大きく吹っ飛ばすことができました。

次は同じ動作で、相手を左斜め下に倒す技。
これは右掌であいての巳年を前方に押す動作と左手で相手の手首を軽くつかみ、自分の
左腰外側に引くという動作を同時に正確に行います。

これによって同時別方向の動きが完成し、相手は抵抗感なく倒れてしまいます。
できるだけ力を抜き、それぞれの動きが影響しあわないように、丁寧に稽古しました。

最後は、N師範が、先週の午後、私が帰った後で先生から習った技を教えてくれました。
並歩進歩搬攔捶のとき、ただ相手の腕を掴んで吹っ飛ばすのではなく、相手の肘と手首
を掴み、雑巾をしぼるように内旋させ、肘関節を極めながら吹っ飛ばすというものでした。

これをやられると、釣り竿で釣り上げられた魚のように身体が浮き上がり、確実に逃げら
れなくなります。

普通は思いつかないような技で、感激しました。
N師範、ありがとうございました。

午前の稽古はこれで終わりです。

今日も充実した稽古ができました。
みなさん、お疲れ様でした。





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Last updated  2023.06.06 15:58:23
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