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カテゴリ:エッセイ
安定したものは使いやすい。
もろいものは砕けやすく、バラバラになってしまえば、風に吹かれて散ってしまう。 一抱えもある大木だって、毛ほどの小さな芽から始まる。 高いビルだって基礎工事から始まる。 長旅の始まりも、足元の一歩から始まる。 始まりを無視していきなり成果だけを得ようとする者は、かえって敗れ、失う。 どんな成果を得ようと、無為によって始めたことを忘れなければ、失うことはない。 だから聖人は、世俗的な欲望を捨てたいと思い、金銀財宝を貴ばない。 学ばないということを学び、世間の人が通り過ぎていくような所に居る。 すべてのものが自然であるように手助けし、けしてコントロールしようとしない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.25 19:36:38
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