毎年恒例ではあるが、
2月・3月は、おとん不在の夜が多い。
カレンダーは、「飲み会」と「出張」の文字でほぼ埋まる。
そして、その隙に、残された我々三人は、
おとんが嫌いな食べ物を気兼ねなく食べるのである。
ある日の夜ご飯は、サンマの蒲焼丼。
(おとんはサンマが大嫌い)
パッと見、うな丼に見えなくもない。
見えなくもないが、息子たちが、
違いがわからない人になっては困るわけで。
私 「この、ご飯の上にのっているものは、
うなぎ、ではありません。
サンマですよ。
サンマの蒲焼丼ですからね。」
あらかじめ説明した上で、食事開始。
そして、食事の終盤に復習テスト。
私 「この、ご飯の上にのっているものは、
何ですか?」
A 「うなぎー!」
馬鹿ですか。
K 「サバー!」
馬鹿ですね。
何を食べているのかもわからないで完食。