「あるキング」 伊坂 幸太郎
あるキングおまえは王になるためにこの世に生まれてきた[登場人物]山田 王求・・・主人公。生まれながらに野球の王になるべく宿命を負った男山田 亮・・・王求の父。山田 桐子・・・王求の母。南雲慎平太・・・仙醍キングスの監督[物 語]仙醍キングスの熱狂的ファンである山田亮、桐子夫妻の子供・王求はくしくもミスター仙醍キングスともいうべき南雲慎平太監督の最終試合の日に生を受けるその日から仙醍キングスの王となるべく、山田夫妻は王求に英才教育を施していくまた、王求もそれに応えるべく、人生のすべてを野球に賭けるような生きざまを見せるが、そこには想像を絶する茨の道が横たわっているのだった[観想的なもの]うーん。正直伊坂幸太郎っぽくない作品遊びがなくて、むしろ鬼気迫るものがあるし、途中登場する3名の魔女?とかユニホーム姿の亡霊(こちらは最後にネタばらしありだが)の意味があまりよくわからなかった野球にすべてをかけ、その結果、プロの世界だろうがなんだろうが打てばほとんどがホームランという常識はずれな男・王求がいて、その現実離れした才能ゆえに野球というスポーツの醍醐味を破壊してしまうのではないかと悩むとことか妄想のレベルだよねwなんか、酔っ払いがスポーツ中継を見ながら俺がここで登場すれば代打逆転満塁ホームラン打っちゃるのに、とかいうレベルなんか伊坂らしくなく、ハズレだったなぁ。。。